パワーストーンの真実。

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健康&グルメに・・・ 翡翠 のパワー。

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  • 【No.000227】トンイへの王様の褒美 - []

    2013-03-04 11:56:26 - 名前:舎人 さん

    王様、粛宗の背中を踏み台にした同伊(トンイ)でしたが
    事件解明に功績があるとして、褒美が贈られました。
    トンイを取り巻く周囲の人が金をかじったりと喜ぶ中で
    最後に注目されたのが、うっすらと緑色がかった半透明の
    白っぽい正方形の石でした。
    ドラマの中では
    飾りに仕立てられていましたが
    あれが、まぎれもなく玉ですね。
    色は薄いけれど、ヒスイと言ってもいいでしょう。
    日本では翡翠(ひすい)はもっと緑色と思われたり
    現在、宝石として扱われる翡翠と同じ物質と
    思われることが多いかもしれません。
    ですが、宝石の翡翠が広まるのは
    中国がミャンマーを自国領とした18世紀以後のことで
    時代がまったく異なります。
    つまり古来の玉である翡翠と現在の宝石である翡翠と
    同じ翡翠と主張するのは、まったくのミスリードです。
    もったいをつけて宝石の価値を上げようという狙いか
    玉までさかのぼる翡翠の歴史をまったく知らないか
    どちらかなのでしょう。
    王様のご褒美の中でも真打ちとして紹介される
    玉=翡翠が、日本社会でいまひとつ真価を理解されず
    視聴者にもピンと来ないのは残念なことです。
    その後のトンイと王様との関係がなんとなく予感できる贈り
    と、感じることも可能だと思うのですが。
    ちなみに粛宗の次の王の生母となった
    張禧嬪(チャンヒビン)の名前は
    張玉貞(チャン・オクチョン)です。
    女性にとって、玉とはとても縁が深い、
    大切な象徴となる財宝ですね。

  • 【No.000223】聖変化 - []

    2013-02-14 11:58:56 - 名前:舎人 さん

    ある方から、翡翠の効果は
    錬金術師が呼ぶ「聖変化」の翡翠版ですね、などと
    言っていただきました。
    翡翠への理解ということでも、大変に光栄なお言葉と
    大変に嬉しく、ありがたいものでした。
    たくさんの水を飲まなければいけない状態の腎臓病の方からも
    たびたび、飲みやすい水で助かるといった言葉を
    いただきます。
    「お値段以上」というのが商品として当然の基本ですが
    お使いいただく方に翡翠が貢献できることに感謝感謝です。

  • 【No.000221】「シャーロック」に翡翠が登場! 殺人は無知ゆえに・・・ - []

    2013-01-27 12:22:03 - 名前:舎人 さん

    NHKドラマ「シャーロック(BBC制作SHERLOCK)」の第2回「死を呼ぶ暗号」で
    事件のカギとして翡翠(ヒスイ)が登場していました。
     3人もが殺されてしまって、実は翡翠=Jadeの髪留め(ヘアピン)を盗んだイギリス人の、翡翠文化への無理解が事件を引き起こしていた・・・というのは、翡翠に対する東洋と西洋の評価を象徴していて、ある意味、興味深い展開でした。
     事件の発端はこうです。
     裏では密輸品の運び屋であるイギリス人銀行員が、翡翠の髪留めを、イギリスの恋人へのお詫びとして香港の闇組織「黒い蓮」からくすね、イギリスへ帰国してしまいます。くすねた張本人としたら、市場で買ったと言って、その恋人の秘書に贈って・・・といった、たわいもない窃盗のはずでした。
    ところが実は、その髪留めは元は皇后が使っていた大変な由来がある品で、西洋で900万ポンドで販売先が決まっている超お宝でした。で、取り返そうと、運び屋本人を含めて3人が闇組織によって殺されてしまうわけです。
     実際、軟玉の翡翠だから、それほどの価格に見合う価値があるのですが、宝石の翡翠ではここまでの価格とはいかないでしょう。
     なお、この皇后とは原本によれば、唐の則天武后のようです。となれば、この翡翠はどうしたって軟玉の翡翠です。
    宝石の翡翠が登場するのはずっと後の18世紀以後ですから時代があいませんから。
    それに確かに唐の時代には、第一夫人に翡翠を贈る習慣がありました。
    当サイトの別のページで紹介した別のミステリーで恐縮なのですが
    まさに則天武后の下で名宰相として名をはせた狄(ディー)判事がシリーズ中の「紫雲の怪」の中で、第一夫人のために長い翡翠のかんざしを求めるシーンを紹介している通りです。
     さて事件のナゾを解き明かしたあとのことです。
     盗まれた髪留めのありかを、ホームズは例の推理力で突き止めます。
     勤務に就いているその恋人の秘書の髪から抜き取ってもらって、ホームズが自身で直接、受け取っていましたが、ホームズが、その値段が900万ポンドと伝えると、飛び上がって驚く女性秘書の反応がなんとも・・・。
    もちろん、イギリス人バンカーが翡翠という中国文化に十分に理解を持っていたなら、そもそもくすねるなんてことを考えるはずもありません。そんな無理解が自身の死を招くなんて、くすねるときは思いもよらなかったことでしょう。
    運び屋のバンカーも恋人の秘書も、最高級の骨董である翡翠に関する知識がなかったなんて、所変わればといえ、残念なことです。
     でもプレゼントされた方が、翡翠の価値を知る中国人の秘書だったら、何気なく髪に飾っておくなんて扱いは出来なかったのかも知れません。
    市場で買えるはずがない。返さないと大変なことになるって、連続殺人事件なんか起きたりしなかったのかも、です。
    いや、それとも、ニセ物だと思って安心して使っていたのかなぁ。
     なぜって、ドラマで登場したその翡翠の髪留めですが、蛇をかたどっていたのはそれなりに意味があることでいいとして、あの色合いからすると、とても本物とは思えません。
    皇后の愛用品なら、緑の色が吸い込むように濃くて深い琅かん(ろうかん)であってほしいものです。たとえで琅かんではなくても、少なくとも最高級品でなければ・・・。(かん=王偏に千)
    ところが実際に画面に登場したのは、ひどい安物としか見えない透明感ですし、皇后の髪を飾っていた由来があるなんてとても想像できない、薄っぺらで上品とは言えない色合いでした。
     たとえば日本といえばフジヤマゲイシャといった西洋人が陥りがちなステレオタイプな見方は、翡翠を扱ったこのドラマ製作者もまた、肝心の翡翠を見せるときに、免れなかったようです。なぜ900万ポンドなのか、最後まで理解できていないようです。現代のシャーロック・ホームズも、さてさて、どこまで翡翠のほんとうの価値を承知していることか、ということですね。
     ところで皇后の翡翠髪留めを900万ポンドで買うという西洋の買い手ですが、そんなわけで、まず西洋人とは思えません。そもそも価値がわからないのですから、
    豚に真珠と言うか、Casting pearls before swine と言うべきか・・・。
    そこで舎人が、下手な推理をしてみました。
    まず通貨がポンドですから、イギリス在住なのでしょう。
    そして翡翠の骨董品がどれほどのビハインドストーリーを秘め、どれほどの価値を持つかを知るとなると・・・
    日本人でもなくて、やっぱり中国系です。
    もちろん成功者であることは間違いありません。
    何かの理由でイギリスに住む華僑か中国の高級官僚の一族か・・・なんて推理してみるのですが、いかがでしょうか?

  • 【No.000219】クンチョゴワンの指輪 & わたしに嘘をついてみての玉 - []

    2013-01-27 07:12:23 - 名前:舎人 さん

    百済の隆盛を導いた近肖古王のドラマです。
    重傷を負った王子から形見の指輪が奪われました。
    みたところ、あれは玉の指輪ですね。
    翡翠は第一夫人に贈られるものですから
    ドラマのその後の展開を占うシーンでもあります。
    でも当時、翡翠は韓半島では産出しませんでした。
    トンイでも、イ・サンでも翡翠の指輪でしたが
    韓国で翡翠が発見されたのは
    40年ほど前のことにすぎません。
    中国のホータン産とか、唐や漢の時代までさかのぼる
    実際にパワーを持つ翡翠が採れていたころの指輪・・・
    と考えれば、王族にふさわしい本物の翡翠でしょう。
    一方の わたしに嘘をついてみて はユン・ウネのラヴコメ。
    母親が中国の取引先に贈れと、
    彼であるホテルの社長に渡したのが玉の加工品です。
    中国のセレブは玉への熱気で湧いていますが
    本物は中国では枯渇し
    世界で唯一、効果があることが確認された
    韓国産の玉に注目しています。
    中国人富裕層は、わざわざ韓国の春川を訪れて
    本物を買っていますが(おかげで翡翠は高騰しています)
    その熱気を受けて、贈り物に最適と選ばれたわけです。
    この翡翠=玉は軟玉で宝石の翡翠とは異なる物質ですが
    韓国特産となると、唯一、韓国の春川で採掘されたもの
    と考えるのが妥当だと思われますが・・・。
    (ニセモノを贈ったとは考えにくいのですが)
    百済の時代と現代と。
    大きく時間が離れていますが、玉の不思議に
    魅せられ、憧れる気持ちは同じですね。

  • 【No.000213】最敬礼です。 - []

    2012-03-30 18:57:04 - 名前:舎人 さん

    ゴサクさん 温かいコメントに、このうえもなく感謝の念を覚えます。お心遣いに感謝感謝です。
    たくさん、お水を飲むためにと、お求めいただきました。
    その後、ご体調はいかがでしょうか?
    もちろん、お元気とは信じておりますが。
    あの時はまだ、ほぼ感覚的にしか魅力をアピールできませんでしたが、今は、アルカリイオン化していくことも
    ヒスイウォーターが脳内のアルファ波を増やすことも科学的につかむことができました。
    販売方法も、それによって変わってきたわけですが
    それでも、なによりも嬉しいのは、ゴサクさんのような
    お一人お一人の翡翠マグに寄せていただくお気持ちです。
    古代中国からつながる翡翠ならではの温かい波動が
    ゴサクさんの癒しとなっているご様子を
    とてもありがたく拝読いたしました。
    全国のファンも、同じ想いでいてくださると信じたいです。
    本当に、ありがとうございました。
    末筆ながら、レスが遅れたことをお詫びします。

  • 【No.000212】翡翠マグを愛用し2年 - []

    2012-03-25 12:30:35 - 名前:ゴサク さん

    前略、翡翠マグの社長さん、ご無沙汰しておりました。約1年ぶりの投稿になってしまいます。お元気ですか。
    翡翠マグを愛用し2年になりますが、使っていくごとに私の愛用品(私自身の一部と考えています。商品とか物という言葉は遣いたくありませんので、どうか皆様お許しください。)が大切な相方になっていくのを感じます。
    私の場合、主にミネラル水を飲むことと、常温の缶コーヒーを飲むことに愛用しています。白い翡翠マグを両手で持って、少しずつゆっくりと飲んでいきます。絵柄もカラフルなロゴマークなどのまったくない、ただ真っ白なマグ。でも、私には両手にぬくもりのある温かさを感じるんです。
    特に、ブルーな心になっているとき、気持ちがささくれているようなとき、心と身体、気持ちが落ちついていきます。
    遠近両用のメガネがないと、何もできない私にとって、メガネと同等以上に思えるようになっています。
    きっと、皆さんからは「そんな精神的な感覚はあなたひとりの勝手な思い込みでしょう。」と言われることでしょう。
    でも、いいんです。わかりやすく言いますと「あー、これって癒されるよ…」という感じなんですかね。「癒し」という言葉がこのごろは安ぽい言葉になってしまったと感じてあまり遣いたくないのですが。
    ただ、だらだらと思いのままに書いたものを投稿してすみません。
    では、全国の翡翠マグ愛用者の皆様と、翡翠マグの社長さんのご健康とご多幸を祈念して、1年ぶりの投稿をしめたいと思います。
    早々

  • 【No.000211】ニセの翡翠がつくられる事情・つくられ方 - []

    2012-02-01 07:23:53 - 名前:舎人 さん

    「乾隆帝の幻玉」(劉一達著)にはまた、偽物のヒスイにだまされるエピソードもあります。
    なんと馬雲鵬は騙されたのだった。この二つの原石は雲南産の硬玉で、色つやからすれば翡翠と似通っていた。「海客(沿海部から来た商人)」はそれに偽の緑色をつけ、高温でその色を石の中に染み込ませた上で、蝋を塗ったのだった。業界の玄人らはこれを「緑をつける」と呼ぶが、よほど見る眼のある者でないとその真贋は見分けられない。雲南産の硬玉と翡翠とは硬度がほとんど変わらないため、その色で価値を見分けるしかなかった。偽の加工を施した硬玉は強酸や日光に弱く、時間が経つと色あせたのだ。
    騙されたとわかっても泣き寝入りするしかない。馬雲鵬は二つの原石見るだけで、気分がむかむかした。そこで、格安の値段でなるべく早く手放し、この「いらいらのもと」を取り除くことにした。
    杜(と)の旦那はここ数日手元に原料を切らしていたので、この知らせを聞いて「聚宝斎」へと向かった。
    二つの原石をよく見た杜は、すぐにその正体を見抜いた。「「緑をつけた」ものですね。二束三文の値打ちしかありませんな」、口の中で音を立てながら、何気なく言う。
    「諺に「玉も磨かなくては器にならない」と言います。そもそも材料の良し悪しは関係ありません。ひとたび杜の旦那の手にかかれば、掘り出されたものはどれも高い値で売れますよ。同治年間に、花市の上四条に住む焦五(ジアウー)という男が、偽の碧玉を買いました。でも男はその巧みな腕でなんとそれを「ほお紅色」の碧璽(へきじ、玉の一種)に彫り上げてしまったんですよ。その後どうなったと思います? この「ほお紅色」の碧璽を宮廷の三品の官吏に売ったところ、男はなんと銀千両を手に入れたんです。杜の旦那、あなたの腕前があれば、この二つの原石で、きっといい品ができますよ。私の眼は確かです」。馬雲鵬は無理やり杜をおだてた。
    贋物をつかまされた業界人の馬が、「私の眼は確か」なんて言いながら、玉職人の杜の旦那になんとか転売しようと、うんちくを傾けて画策していますね。現代ではもっと科学的にニセモノつくりが行われているようです。大変に有毒なものを使った色つけもあるようですから、健康被害を出しかねません。間違っても、そんなニセ翡翠でヒスイウォーターを創ったりしないように、どうぞ、お気をつけください。
    ですが、著者の劉氏も、義和団事件後のこの小説の時代の玄人たちと同様、本物の翡翠を体験していない書きぶりです。まぁ無理はありません。実際にパワーと効果を発揮し、枯渇し始めてから色のコピーとして青磁を生んだ本物の翡翠は、途絶えて何百年も経っています。昔の名前だけが流布し、喧伝されて、それなのに肝心の本物に触れることがなかったとしたら、翡翠に関する情報はどうしたって文字通りの玉石混交状態になります。
    とろんとしたアルカリイオン水をつくるなど、さまざまな翡翠の不思議を体験していたなら、劉氏も視覚に頼るだけでなく、また別の玉=翡翠の見分け方に触れられたことでしょう。
    ご飯を美味しく炊けるなんて感応試験では、確かに卑近すぎて重々しさが足りず、小説として様にはなりにくいでしょうけれど。

  • 【No.000210】玉=翡翠 真偽の見分け方 うんちく編 - []

    2012-02-01 03:09:48 - 名前:舎人 さん

    「乾隆帝の幻玉」(劉一達著)の中で、玉(ぎょく=翡翠は緑系の玉)が本物であるかの判別法について、以下の記述があります。
    「(略)もし本当に旧玉なら、それは温かく湿り気があって、重みがあります。また、光沢があり、内に含みをもつ何かがあります。もし美石であれば、その生地は乾いてぱさついており、もろい感じがします。妙にぴかぴかしていて、上っ面だけの感じがするのです。でもよほどの目利きでないと、騙されてしまいます。宋代の政和、宣和年間に、玉職人たちの何人かが、新玉でさまざまな器を作り、虹光草(野草の一種で、虹色に光る)の汁に漬け、さらに生の竹を燃やした火で燻しました。すると、その色は玉の紋様となり、色つやの染み透った、鶏の血のように赤いものに仕上がったのです。この虹光草とは、西寧(シーニン)の山の中で採れ、それほどお金を払わずに入手できます。愛好家の眼は、この種の玉にしばしば惑わされます。古玉だと間違えてしまうのです。
     李さんはこの一対の玉碗を漢代の出土品だとおっしゃる。そういった見方は、素人だけが言えるものです。玉が土の中にあった場合、五百年で生地が脆くなり、浸透を受けます。千年を超えると石膏のような性質になり、二千年経つと脆い骨のようになるのです。三千年で石灰のように崩れ、もし六千年の間この世に現れなかったなら、泥のように腐乱してしまいます。夏、商(殷)、周の三代以前の旧玉だったなら、すでに朽ち果て、生地も脆く柔らかくなっているため、爪で掻き落とすことができます。秦漢時代の旧玉であれば、まだ玉の性質を残していますが、生地はやはり朽ちて柔らかくなっています。現在、巷で目にすることができる最も古い旧玉は、唐や宋の時代のものです。外からの浸透を受けるので、本来の色は失われていますが、質はすべて保たれ、硬さも元のままです。さらに言うなら、この漢の玉碗は、様式も拙い。完全に素人が作ったものですよ」。
                略
    チャーリーは陸仲実のこの大弁舌を聞いて、戸惑いで呆けたようになった。頭を何度か横に振ると、無邪気な子供のように尋ねる。「陸の旦那の言う通りだとすれば、漢代の玉はもう残っていない、ということですか」。
    陸は言った。「そうとも限りません。中国の玉職人の盤功(ばんこう)というものについて、李さんはご存じないかもしれませんね」。
    チャーリーは首を振った。「盤功だって? 知りません。ノー、ノー、知りませんね」。
    陸仲実は言った。「仮に漢の玉が出土しても、その生地はすでに脆く柔らかくなっています。もしそれを元に戻そうと思えば、盤功を用いるしかありません。最初は、ただ手で軽くさすったり、身体につけて隠しておいて、人の身体の「気」でもってこれを養います。一年か二年経つと、玉の「気」が蘇ります。玉職人はこれを「蝋肉骨(注:蝋は原文では月偏。ラーロウグー、塩漬け干し肉の骨)と呼びます。さらに一、二年身につけておくと、玉はやや明るさ取り戻し、「蝋肉皮(ラーロウピー、塩漬け干し肉の皮)と呼ばれるものになります。十年、二十年身につければ、玉の性質が自然と外に出てきて、だんだんと硬くなります。さらに首にかけておけば、色がだんだんと全体に広がって、その色を回復します。その形状は宝石と似たものです。こういった盤功を経て、元の様子を保った漢の玉は実に貴重なものです、世にも稀な宝だと言えるでしょう」。
    そう言いながら、陸仲実は腰帯からある玉のかけらを解き、チャーリーに渡した。「これこそが本物の宝玉です。三、四千年の歴史を持っています」。
    チャーリーがふと見ると、その玉は明るく透き通っていて、純な輝きを放っている。少しの染みも瑕もない。
    陸仲実はいった。「この玉こそが、盤功によって脱胎した古い玉器です。では、脱胎とは何なのでしょうか。玉器は土の中に三、四千年の間埋まっていると、石灰のように朽ち果てます。出土した後に、人の気によってこれを養い、復元させると、石としての性質すべて失われ、精華だけが残ります。まるで人が俗世の殻を脱ぎ去って仙人になるようなものですね。この玉は元の玉としての性質をだいぶ前に失った後、人体のもつ陰と陽の二つの気の「盤功」によって、その精華だけを残して、宝玉となったのです。玉器というものは、色つやも質も、集まったかと思えば散っていくという具合で、変化極まりないため、予測がつきません。素人は、その外見は知っていても、なぜそうなるのかまではわからないのです」。
    金の旦那は陸仲実の優れた解説を聞いて心から感服した。その要点から推して、宗がなぜいつも乾隆の玉碗を懐に入れているのかに、合点がいく。なんと、あの「すずめ」も「盤功」のことを知っていて、あの玉碗を気で養っていたのだ。
    チャーリーは手に持っているその玉のかけらを手放すのが惜しくなった。
    「陸の旦那、この玉片を売ってくれませんか」、チャーリーは肝っ玉を大きくして言った。
    「李さんに売って差し上げる? はっはっ。あなたに出せる値段でありますまい」。陸仲実は笑い始めた。その笑いはその場に十分ふさわしいものだった。
    「おっしゃってください。いくら欲しいですか」。チャーリーの青い目は今にも飛び出しそうだ。
    「ニューヨークの街一つで、どうでしょう。支払えますかな」、陸仲実は笑ったまま答えた。
    舎人の実感として、確かに玉=翡翠の色は、しっとりとして温かみがあると感じます。また特に翡翠のレメディ(パワーを転写した水)をつくる時、水に与える変化の増減によって、玉は生きているかのような印象を受けることがあります。そんな点は陸仲実の言と共通するところもあります。
    ですが、中国的な大げさな修飾というか、話にもったいをつけるためか、大ボラを吹いてもいると思います。なぜって、五百年で石としての翡翠の生地が脆くなるとか、六千年で泥のように腐乱してしまうだなんて一体、誰が確認できたのでしょう?筆者の劉氏はなにかの古書を読んで、そのような薀蓄を得ていたのかもしれません。ですが、では、その古書を書いた人は、どうやって事実として検証できたのでしょうか?六千年も生きて、玉の変化を観察できる人なんて、いるはずがありません。
    中国で投資ブームとなっている玉=翡翠ですが、
    翡翠業界の中で踊らされているだけの人も多いはずです。
    何が真実のウンチクで、何が嘘の蘊蓄か? 
    うんちくは時に、まったくの作り話です。それに、上記のように、視覚にはだまされがちということも注意すべきです。
    科学的に裏付けられたこと、自分の五感で効果を確かたことだけを翡翠の基本として受け入れることが、なぜ玉=翡翠が7000年近い伝統文化にまでなったかを理解する第一歩でしょう。
    可能性を秘める不思議な石ですが、真実を極めるために、それだけ科学的かつ合理的なアプローチが必要ではないでしょうか?

  • 【No.000208】中国の翡翠投資ブーム - []

    2011-12-31 10:51:46 - 名前:舎人 さん

    北京オリンピックのメダルに翡翠が使われる前後から
    中国では、翡翠(ヒスイは玉の一種)が
    投資対象となるなどブームになっています。
    確かに翡翠は不老不死につながる、中国をシンボライズする
    伝統文化と言っても過言ではありません。
    実際に、歴史上、何度もブームがありました。
    現在のブームは、
    翡翠を愛用した漢の皇帝と肩を並べられるなら、
    皇帝並みの莫大なお金を出しても当然だと、
    中国の常識にのっとって
    安全な投資先と考えられることが背景にあるのでしょう。
    ですが、翡翠が古代中国で玉器や玉衣などに加工されるなど、
    なぜ神聖で貴重なものと扱われたのか
    その本質を知らず、体験しないまま投資だ、ビジネスだと
    狂奔(きょうほん)するのは、とても残念なことです。
    要は、ヒスイのパワーの一端は、
    科学的に実証できることがポイントです。
    しかし、実証できるパワーを体験できる翡翠が枯渇して久しく、
    現在、そのパワーを体験していない人がほとんど、
    というのが、地に足がついていないようで危ういのです。
    実証できるエネルギーを持つ石という本質を未体験のままで
    どうして、翡翠=玉の真贋を論じることができるのでしょうか?
    たとえばアルカリイオン水を創る翡翠が、
    中国古来の伝統につらなる本物の翡翠、
    アルカリイオン化を創ることができなければ、
    産地や色がどうあれ名前だけの翡翠であって、
    伝統につながる本来の翡翠ではありません。
    シンプルで、だれにでもわかりやすい真贋の見分け方なのに、
    モノを腐らせないなどのエネルギーを発生するとは夢にも思わず
    ヒスイで投資にはしっているから、問題なのです。
    崑崙(こんろん)とかホータンなど有名な伝統的産があります。
    そこで採掘されたヒスイは、産地の特産品という意味では
    本物のヒスイです。
    ですが、本来の翡翠の効果である、健康によい
    マイナスイオンやアルカリイオン化や脳内で癒しのアルファ波を
    発生するなどという翡翠本来の効果とは無縁のようです。
    それができるなら、そのパワーをPRするでしょうが、
    ネット検索しても、そのパワーの報告は見つかりません。
    つまり、実は本来のパワーを持たないのに、
    翡翠という名前だけを頼りに人気が過熱し、
    その過剰な人気ぶりが、未来世紀ジパングなど
    日本のテレビ番組で紹介されているわけです。
    論より証拠です。液体のアルカリイオン化や
    水を柔らかにし、ご飯を炊けば美味しくなり
    スチーマーに使えば肌や髪がシットリするなどの効果があれば、
    それが、ヒスイの真贋の見分け方なのです。
    繰り返します。それでも不思議は残っていますが、
    翡翠のパワーの一端は現在、科学的に証明できます。
    真実の翡翠は、たとえばアルカリイオン水を創るのです。
    発揮するエネルギーと、その結果としてのアルカリイオン水など
    健康効果が中国古来の伝統につながる本来の翡翠の真価です。
    それが、価格に見合うかどうかを見極めるなら、
    たとえ中国でも地に足が着き、
    バブルに踊らされることはないはずなのですが・・・。
    実際、富裕層は、
    韓国の春川へ行って本物の翡翠を求めているのが現状です。

  • 【No.000206】より甘くなりますね! - []

    2011-09-20 16:09:03 - 名前:舎人 さん

    美味しい旅さん
    投稿、ありがとうございます。
    さっそく試してみました。
    確かに甘さが違いますね。ずっと美味しくなりました。
    数時間では難しいと思いますが、事前に冷蔵庫に入れておいたら
    冷たくて美味しい、今までにないような味わいでした。
    うれしいご報告を、ありがとうございました。
    今後ともよろしくお願いいたします。
    連休でお返事が遅れ、すみませんでした。

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