韓国食品開発研究院の報告書
膨大な報告書の中から適宜、青雲舎で豚肉の鮮度、精子濃度、高脂血症などに関する部分を抜粋、編集しました。この際、分かりやすくするため、一部を「韓国・春川産の(軟玉)」と言葉を補い、文字を赤色化などしておりますが、報告内容には改変を加えておりません。
弊社の翡翠マグの原材料として使われています韓国・春川市産出の翡翠(玉)は、軟玉、玉、春川玉などの表現で表されています。 (以上5行は、青雲舎株式会社の伊藤によります。)
研究開発の目的と重要性
韓国江原道・春川市で生産されている軟玉(white jade, green jade)は、2000年前中国で生産されていた軟玉と似ており、その成分中にはCa、Fe、Mgが含まれていて、人体の健康に効果的な機能を持っていることがわかっている。
へディー・ブルシウス(Hedy Brusius)が著述したドイツの文献「宝石の魔力(Die Magie der Edelsteine)」には、特に軟玉が高血圧、糖尿、循環系疾患、心臓疾患、腎臓疾患、骨粗しょう症など、様々な疾病に効果的であると述べている。
健康を保つために軟玉指輪やネックレスを着用していた人たちのうち、慢性的な不眠症に悩まされていた人たちが軟玉を利用してからは不眠症が治り、神経痛や心不全といった症状の緩和や慢性高血圧が正常の血圧に低下することが調査済みである。
このように、春川玉が病気を治し、生体の活力を増強させるのは、軟玉を着用することによって弱まった身体機能が回復したからだと想定できる。
実験Ⅰ. 豚肉の鮮度評価
1 実験概要
本試験は韓国・春川産の軟玉で製造した器に豚肉を保存した時の経時的に鮮度変化に及ぼす効果を測定するために行った。実験材料は軟玉製の器と普通の(対照)器の二つであり、保存温度は0℃、4℃、保存期間は0、4、7、14、21日とした。豚肉のうち、hamの部位を約100gほど切りとって保管し、肉汁流出量(Drip loss)、肉の色(Meat color)、pH、揮発性塩基窒素(VBN)、脂肪酸敗度(TBA)を測定した。
2 実験結果
- 豚肉を軟玉製の器に入れて保存した時の肉質流出量は、保存期間の経過につれて保存温度に関係なく普通の器より遥かに少なかった。
- 筋肉の事後変化の重要なindicatorであるpHは、0℃より4℃の方が高かったが、保存容器に伴うはっきりとした差はなかった。
- 蛋白質変敗度を表すVBNは、0℃では14日と21日の測定結果がやや高かったが、4℃では軟玉製の器において経時的に明らかに低い傾向を見せた。
- 脂肪の酸敗を表すTBA値は、保存温度に関係なく軟玉製の器の方が遥かに低かった。
Table1.軟玉製の器に豚肉を保存した時の鮮度に及ぼす効果
温度(℃) | 0 | 4 | |||
---|---|---|---|---|---|
容器 | 対照区 | 軟玉 | 対照区 | 軟玉 | |
0日 | pH | 5.83±0.04 | |||
VBN | 3.50±0.43 | ||||
TBA | 0.063±0.013 | ||||
Color(△E) | 53.70±4.34 | ||||
4日 | Drip Loss(%) | 0.140.570.540.01 | |||
pH | 5.46±0.04 | 5.42±0.00 | 5.59±0.01 | 5.69±0.01 | |
VBN | 5.56±0.20 | 4.29±0.20 | 5.65±0.39 | 5.42±1.41 | |
TBA | 0.153±0.00 | 0.104±0.032 | 0.122±0.006 | 0.099±0.025 | |
Color(△E) | 55.80±0.01 | 49.30±0.11 | 54.90±0.08 | 56.50±0.07 | |
7日 | Drip Loss(%) | 1.020.171.90.43 | |||
pH | 5.77±0.03 | 5.84±0.01 | 5.56±0.01 | 5.65±0.01 | |
VBN | 2.36±0.00 | 2.32±0.00 | 3.48±0.45 | 2.59±0.22 | |
TBA | 0.234±0.013 | 0.203±0.006 | 0.239±0.006 | 0.203±0.019 | |
Color(△E) | 55.50±0.47 | 52.60±0.75 | 52.80±0.06 | 52.90±0.05 | |
14日 | Drip Loss(%) | 0.920.272.70.19 | |||
pH | 5.50±0.01 | 5.67±0.03 | 6.71±0.00 | 5.91±0.02 | |
VBN | 3.00±0.39 | 3.98±0.18 | 6.17±0.87 | 3.85±0.53 | |
TBA | 0.162±0.013 | 0.176±0.019 | 2.406±0.191 | 0.811±0.089 | |
Color(△E) | 51.70±0.10 | 53.80±0.13 | 62.80±0.00 | 56.70±0.04 | |
21日 | Drip Loss(%) | 1.110.350.850.25 | |||
pH | 6.41±0.01 | 6.07±0.00 | 7.24±0.00 | 6.69±0.01 | |
VBN | 5.32±0.36 | 7.35±0.42 | 30.67±3.31 | 15.08±0.98 | |
TBA | 10.220±0.230 | 6.852±0.274 | 10.15±0.198 | 2.298±0.102 | |
Color(△E) | 52.40±0.06 | 59.20±0.13 | 58.20±0.13 | 66.30±0.33 |
実験Ⅲ. 白ネズミの繁殖と成長率に及ぼす効果
1 実験概要
本試験は韓国・春川産の軟玉で製造したタイルと玉石粉を沈殿させた玉水を処理した時の白ネズミの繁殖と成長率に及ぼす効果を調べるために行った。生後9週たったS.D ratを雄・雌それぞれ30匹ずつ用意した。実験処理は軟玉製タイル(A)、玉水(B)、対照群(C)の3処理群とし、白ネズミ用ケージに雄・雌それぞれ1匹ずつ飼育した。全処理群において9日間種付けさせ、雄ネズミ(male rat)を分離し、精子濃度と活力検査のため、屠殺した。
2 実験結果
- 分娩成績は軟玉製タイル(A)と玉水(B)処理群の方が対照群(C)より優れていた。
- 分娩率は玉(A、B)処理群がそれぞれ90%、対照群(C)が80%だった。
- 分娩した子の数(litter size)は対照群(C)の方が6-8匹多かったが、雄(♂)の数は玉処理群(A、B)の方が3匹ずつ多かった。
- 種付け後の分娩所要日数は、玉処理群の方が短縮され(意味あり)、精子濃度も精子活力も玉処理群(A)の方が優れていた。
Table2.玉タイルと玉水が白ネズミの分娩と精子能力に及ぼす効果
分娩及び精子能力 | 処理群* | ||
---|---|---|---|
A | B | C | |
分娩個体数(n=10) | 9 | 9 | 8 |
分娩した子の総数 | 96 | 94 | 102 |
子の性別分娩数(♂/♀) | 57:39:00 | 57:37:00 | 54:48:00 |
母親当たりの平均分娩子数 | 11.8±1.9 | 10.9±1.4 | 12.8±2.1 |
分娩時の体重(pups、g) | 4.73±1.10 | 5.79±0.95 | 5.35±0.35 |
種付け後の分娩所要日数 | 23.8±1.4a | 25.1±1.7b | 25.5±3.7b |
離乳時の体重(g) | 43.45±8.04 | 42.73±8.76 | 42.07±10.71 |
屠殺時の体重(♂、g) | 294.0±10.9 | 274.4±8.6 | 288.4±26.7 |
精巣の重さ(g) | 3.90±0.21a | 3.57±0.30o | 3.99±0.15a |
精子濃度(108/ml) | 6.32±2.4 | 4.80±1.3 | 4.60±1.9 |
精子活力(%) | 91.0±4.2 | 92.0±2.7 | 88.0±7.6 |
実験Ⅰ.玉使用の浄水器の水と玉使用の冷蔵庫に保管した食餌の給与効果
1 試験概要
本試験では玉製品が白ネズミの成長率、精子能力及び運動能力に及ぼす影響を評価した。
試験処理は、普通の浄水器の水及び普通の冷蔵庫に保管した食餌を与えた対照群と、玉処理済みのタイルに玉浄水器の水及び玉処理済みの冷蔵庫に保管した食餌を与えた玉試験群で行った。
試験処理区当たり、生後10週経過した白ネズミ3匹を3度繰り返す形で9匹ずつ、計18匹配置して6週間飼育し、試験期間中の白ネズミの成長率、精子の活力と精子濃度、血液脂質濃度及び運動量を測定した。
2 試験結果
- 成長率をはじめとする分娩成績及び血液脂質濃度においては二つの処理区の間に差がなかった。
- 精子活力は差がなかったが、精子濃度は対照群より玉処理群の方が約17%ほど高かった。
- 運動量測定結果において、遊泳持久力(swimming endurance)は玉処理群の方が対照群より平均1,200秒余り長いという結果が出た。
- 血液のpHは玉処理群の方が対照群よりやや高かった。
- 血液中の脂質のうち、高密度脂蛋白コレステロール(HDL)の含量は、対照群の方がやや高かった。
3 結論
- 玉処理群は遊泳持久力と精子濃度において、対照群より優れていた。
- 血液中のコレステロール(TC)と中性脂肪(TG)の濃度は玉処理群の方が対照群より低かった(意味あり)。
Table 1.玉浄水器の水と玉冷蔵庫に保管した食餌の給与効果
測定項目 | 処理群* | |
---|---|---|
対照群(A) | 玉処理群(B) | |
成長率(g/日) | 2.33±0.37 | 2.64±0.41 |
飼料摂取量(g/日) | 15.52±1.3. | 14.97±1.07 |
飲水量(ml/日) | 35.8±1.1 | 27.8±0.9 |
精子能力 | ||
精子活力(%) | 90.0±0.00 | 88.3±2.9 |
精子濃度(108/ml) | 5.7±1.37 | 6.9±1.08 |
運動量 | ||
回転棒(sec) | 41.0±1.6 | 41.5±9.1 |
回し車(回/10分) | 18 | 17 |
遊泳持久力(sec) | 10.481±5.315 | 11.713±3.519 |
血液 | ||
pH | 7.66±0.10 | 7.84±0.09 |
中性脂肪(TG) | 171.5±39.2 | 133.1±33.3b |
総コレステロール(TC) | 171.1±62.3a | 146.6±62.1 |
高密度コレステロール(HDL) | 82.8±10.7 | 69.3±7.4 |
実験Ⅲ. 玉浄水器の水が白ネズミの分娩に及ぼす効果
1 試験概要
本試験では白ネズミに異なる飲用水を飲ませた時の分娩及び離乳成績に及ぼす影響を評価するため、生後約5週経過した白ネズミを使用した。飲用水は地下水(A)、普通の浄水器の水(B)、春川産の玉を使用した玉浄水器の水(C)の三つの処理区に分け、試験飼料はAIN-dietを同じように与えた。試験区当たりの雌の白ネズミ(♀)は3匹を3度繰り返す形で9匹ずつ、計27匹配置し、雄の白ネズミ(♂)は処理区それぞれに8匹ずつ計24匹配置した。4週間飼育後7日間種付け(mating)させたところ、種付け比率(mating ratio)は♂/♀=1:3だった。約3週間の妊娠期間の経過とともに、分娩後離乳するまで飼育した。
2 試験結果
- 成長率、運動量及び精子能力は処理区の間で意味のある差はなかった。
- 精子濃度は玉浄水器(C)が平均4.87億/mlで、他の二つの処理区の平均4.1億/ml(A)、4.26億/ml(B)よりそれぞれ21.4%、14.3%高かった。
- 分娩率は地下水、普通の浄水器の水、玉浄水器の水においてそれぞれ55.6%、66.7%、77.8%で、玉試験区(C)がやや高かった。
- 腹当たりの子の数は、地下水、普通の浄水器の水、玉浄水器試験区においてそれぞれ11.2±1.9、7.7±2.9、11.6±0.5匹という結果だった。
- 分娩3週後に離乳した子の数は、A、B、Cの三つの処理区においてそれぞれ53匹、39匹、69匹で、雌/雄の性比(sex ratio)はそれぞれ26/27匹、17/22匹、41/28匹で、玉浄水器試験区(C)の雄の子(male pups)の比率がより高かった。
Table 2.白ネズミに異なる水を飲ませた時の効果
測定項目1) | 処理区* | ||
---|---|---|---|
A | B | C | |
日当たり増体量(g/日) | 4.32±0.26 | 4.20±0.57 | 4.33±0.37 |
飼料摂取量(g/日) | 16.25±0.32 | 16.51±0.45 | 17.01±1.06 |
飲水量(ml/日) | 20.3±1.2 | 22.00±1.8 | 19.8±1.1 |
精子能力 | |||
精子活力(%) | 91.1±2.3 | 90.5±2.8 | 91.1±2.8 |
精子濃度(108/ml) | 4.01±1.09 | 4.26±0.71 | 4.87±1.41 |
運動量 | |||
回し車(回、10分) | 57.8±31.6 | 35.2±19.0 | 33.3±14.7 |
遊泳持久力(sec) | 4,082±813 | 5,087±1,471 | 5,332±445 |
回転棒 | 39.6±18.9 | 32.9±9.9 | 31.5±11.0 |
血液pH | 7.64±0.09 | 7.69±0.12 | 7.78±0.24 |
Table 3.白ネズミに異なる水を飲ませた時の分娩に及ぼす効果
処理区1) | 分娩所要 | 分娩個体数 | 分娩した子 | 母親当たり | 離乳した子 |
---|---|---|---|---|---|
日数(日) | (分娩率、%) | の総数 | の分娩子数 | の数(♂/♀) | |
A | 24.2±1.5 | 5(55.6) | 56 | 11.2±1.9 | 53(26/27) |
B | 25.5±2.3 | 6(66.7) | 46 | 7.7±2.9 | 39(17/22) |
C | 24.7±2.3 | 7(77.8) | 81 | 11.6±0.5 | 69(41/28) |
3 結論
- 精子濃度は春川産の玉浄水器処理区が他の二つの処理区よりそれぞれ21.4%、14.3%精子の数が多かった。
- 雌の白ネズミの分娩率は玉浄水器処理区が78%で、他の二つの処理区の56、67%より高かった。
- 離乳させた子の性比は春川玉を使った玉浄水器処理区の雄の子(male pups)の出産比率が他の二つの処理区より高かった。
実験Ⅳ 糖尿症状の緩和に及ぼす効果
1 実験概要
本試験は春川産の玉蒸留液と玉水などが糖尿症状の緩和に及ぼす効果を調べるため、白ネズミ(S.D rat)にStreptozotocin(ST)を投与して実験的な糖尿症状を誘発させた。STを投与して7日経過後、uropaper(Eiken Chemical Co. Ltd., Japan)を用いて尿糖が250mg/100ml以上の白ネズミのみを選び、処理群当たり5匹ずつ配置した。
実験処理において、A群は春川産の注射用の玉蒸留水(pH 6.40)を実験が終了するまで毎日白ネズミ1匹当たり1.0mlずつ腹腔内に注射し、B群は春川産の玉タイルをケージの床に敷いた。C群は玉石粉末を2mg/ml(pH 9.09)になるよう水道水に希釈して一晩置いてから上澄み液を分離して飲み水として毎日与えた。D群は対照群で、STのみ投与した。
2 実験結果
- Streptozotocin(ST)で糖尿が誘発したネズミは正常なネズミより食餌摂取量が多かったが、体重は玉水を与えたC群の方が増加したのに対し、他の処理群では差がないか、大きく減少した。(D群)
- 糖尿誘発により、肝と腎臓が肥大した。
- 玉水(C)給与群の血液中の脂質(総コレステロール及び中性脂肪)濃度は他の処理群に比べて凡そ低かった。
Table3.春川産の軟玉製タイルと玉水が、糖尿が誘発したネズミの体重と臓器の重さに及ぼす効果
処理群* | 体重(g) | 臓器の重さ(g/100g body wt.) | ||
---|---|---|---|---|
開始 | 終了 | 肝 | 腎臓 | |
A | 270.4±11.3 | 271.7±49.4 | 4.31±0.33 | 1.02±0.12 |
B | 284.8±6.1 | 279.6±20.4 | 4.30±0.64 | 1.01±0.18 |
C | 280.4±13.2 | 315.7±41.1 | 3.96±0.75 | 0.87±0.14 |
D | 257.2±4.2 | 194.8±26.3 | 4.37±0.19 | 0.78±0.04 |
Table4.春川産軟玉製タイルと玉水が、糖尿が誘発したネズミの血液脂質含量に及ぼす効果
処理群* | 血液脂質 | ||
---|---|---|---|
TCa | TGb | TCc | |
(mg/100ml) | (mg/100ml) | (mg/100ml) | |
A | 166.2±69.4 | 410.7±50.1 | 32.35±5.94 |
B | 161.3±45.3 | 122.5±43.5 | 29.49±1.71 |
C | 145.4±29.1 | 87.9±29.2 | 30.55±8.28 |
D | 158.2±12.2 | 86.8±3.4 | 31.37±3.84 |
実験Ⅴ. 糖尿症状の緩和に及ぼす効果
1 実験概要
本試験は韓国・春川産の軟玉製寝具(bedding)をネズミ飼育ケージに処理した時の本態性高血圧ネズミ(Spontaneousely Hypertensive Rat)の血圧に及ぼす効果を調べるために行った。生後8週経過した雄の本態性高血圧ネズミ(male SHR)12匹を用意した。実験は寝具(bedding)を処理した玉処理群(A)と対照群(B)の二つの処理群で行い、それぞれ6匹ずつ配置した。A群はケージの床に寝具(bedding)を敷き、B群はこれまで通りの木屑を敷いた。実験飼料は(株)三養油脂飼料のextrusion配合飼料を与え、日光調節などの飼育条件は一般的な飼育方法に準じた。実験は血圧測定のための測定用holder内での適用期間1週を含め、計5週間行った。体重及び血圧は試験期間中1週間ごとに測定した。
2 実験結果
- 試験期間中のSHRネズミの平均成長率は、A群1.43±1.04g、B群1.50±0.27gで、処理群の間に意味のある差はなかった。
- 春川産の軟玉製品処理群(A)の収縮期血圧は、基準時点(0日)の202.6mmHgから、試験4週目には187.1mmHgと、約16mmHg低下した。
- 対照群(B)の収縮期血圧は、基準時点の約200mmHgから、試験前半期まで増加し213mmHgまで上昇した後、試験4週目には約209mmHgと多少安定した。
Table 5.本態性高血圧ネズミ(SHR)の収縮期血圧変化(mmHg)
週(week) | 処理群 | |
---|---|---|
A(軟玉) | B(対照群) | |
0 | 202.6±9.19 | 199.8±11.68 |
1 | 193.1±7.72 | 205.9±8.50 |
2 | 191.7±6.97 | 213.0±11.75 |
3 | 187.3±8.65 | 212.7±16.69 |
4 | 187.1±8.89 | 208.5±17.61 |
血圧低下効果(week) | ||
0-2 | -10.5±3.21 | +13.4±3.75 |
0-4 | -4.6±5.36 | -4.5±5.45 |
1次年度の実験結果の要約
韓国・春川産の玉石粉の有効性探索に関連して、軟玉製の容器における食品の鮮度評価、味に及ぼす影響についての評価、軟玉製品が繁殖能力、糖尿及び血圧に及ぼす効果についての一連の研究結果を要約すれば次の通りである。
- 豚肉の鮮度評価において、軟玉製容器の肉汁流出率は保存期間の経過に伴って普通の容器より遥かに低かった。蛋白質変敗度(VBN)も脂肪酸敗度(TBA値)も軟玉製容器の方が低かった。
- 白ネズミの軟玉製品が分娩及び精子能力に及ぼす効果を調べた結果、玉処理区の分娩成績、種付け後の分娩所要日数、精子濃度(concentration)及び精子活力(motility)の方が対照群より優れていた。
- STを投与して実験的な糖尿症状を誘発させた白ネズミにおける玉水給与群の血液中脂質(TC、TG)濃度は他の処理群より凡そ低かった。
- 玉寝具(bedding)で飼育した本態性高血圧ネズミ(SHR)の収縮期血圧は、対照群よりも低下した(意味あり)。つまり、試験開始時に比べて軟玉処理区の収縮期血圧は約16mmHgほど低下した。