【No.000219】クンチョゴワンの指輪 & わたしに嘘をついてみての玉
2013-01-27 07:12:23 - 名前:舎人 さん
百済の隆盛を導いた近肖古王のドラマです。
重傷を負った王子から形見の指輪が奪われました。
みたところ、あれは玉の指輪ですね。
翡翠は第一夫人に贈られるものですから
ドラマのその後の展開を占うシーンでもあります。
でも当時、翡翠は韓半島では産出しませんでした。
トンイでも、イ・サンでも翡翠の指輪でしたが
韓国で翡翠が発見されたのは
40年ほど前のことにすぎません。
中国のホータン産とか、唐や漢の時代までさかのぼる
実際にパワーを持つ翡翠が採れていたころの指輪・・・
と考えれば、王族にふさわしい本物の翡翠でしょう。
一方の わたしに嘘をついてみて はユン・ウネのラヴコメ。
母親が中国の取引先に贈れと、
彼であるホテルの社長に渡したのが玉の加工品です。
中国のセレブは玉への熱気で湧いていますが
本物は中国では枯渇し
世界で唯一、効果があることが確認された
韓国産の玉に注目しています。
中国人富裕層は、わざわざ韓国の春川を訪れて
本物を買っていますが(おかげで翡翠は高騰しています)
その熱気を受けて、贈り物に最適と選ばれたわけです。
この翡翠=玉は軟玉で宝石の翡翠とは異なる物質ですが
韓国特産となると、唯一、韓国の春川で採掘されたもの
と考えるのが妥当だと思われますが・・・。
(ニセモノを贈ったとは考えにくいのですが)
百済の時代と現代と。
大きく時間が離れていますが、玉の不思議に
魅せられ、憧れる気持ちは同じですね。