パワーストーンの真実。

舎人独言

健康&グルメに・・・ 翡翠 のパワー。

Nella fantasia 和訳 ネッラ・ファンタジア ミッション ガブリエルのオーボエ

世界的に支持される音楽は、やっぱりメロディが一流ですね。
そこをどのように歌うか? 日本では知られていなくても、ちゃんと評価してあげて^^
下の方で、南米のインディオの行く末と黒人奴隷輸出の歴史などについても書いています。

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「イマジン」のエンニオ・モリコーネ版かな?
タイトルの Nella fantasia とは、英語にすれば In the fantasy です。
幻想の世界では、といったところでしょうか。
この曲がテーマ曲となっていた映画「ミッション」で描かれた南米の
インディオたちが、どのような運命をたどったかについて下の方で書いていますが
歌詞と現実はまったく皮相なことになってしまっています。ネッラ・ファンタジア の
歌詞が、その歴史からの反省である可能性は・・・少ないでしょうね。

もっとも、作曲のエンニオ・モリコーネは、
この歌詞には責任も功績もありません。
インストゥルメンタルの、演奏曲だったこの楽曲に
歌詞をつけて歌に仕立てた最大の功労者は
Con te partiro ほかで世界的に有名になった
イギリスのソプラノ、サラ・ブライトマンです。

たくさんの歌手、声楽家らがこのメロディにはまりました。
歌詞をつけて歌わせてほしいとエンニオ・モリコーネに
依頼しましたが、全部、断られていたそうです、
サラ・ブライトマンも格調を壊さない歌詞をつけるからと
懇願して、数年がかりでとうとう
エンニオ・モリコーネの首を縦に振らせませした。

千変万化するサラ・ブライトマンの豊かな表現にうっとり聞き惚れるほかありませんし
本来は彼女で紹介するわけですが、舎人のお薦めはひとまず
サマー Summer というイギリスのソプラノによるパフォーマンスです。
アレンジが素晴らしい、というのが一番の理由なのですが
サマーも、ちょっと生硬だけれど、素直に歌って清清しいものがあります。
音量をあげると、より魅力がおわかりいただけるでしょうか。
音楽としては、サマーのほうが好ましく感じられるのですが、サラなら
Attesa(カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲) とか 
アルビノーニのアダージョ(Anytime, Anywhere)とか舎人独言の中で紹介していますので^^

では、全訳です♪
 
夢想の中に わたしは見ます あるべき世界を
そこでは すべての人が心穏やかに 偽りなく暮らすのです
わたしは夢を見ます 
流れ行く雲のように 常に自由な人々を
魂の深みに於いて 人間らしさにあふれて

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夢想の中に わたしは見ます 輝かしい世界を
そこでは さらに夜が暗闇(くらやみ)を減じるのです
わたしは夢を見ます
流れ行く雲のように 常に自由な人々を
 
夢想の中に 風が存在します
都会へ吹き込むのです 友人のように温かく
わたしは夢を見ます 
流れ行く雲のように 常に自由な人々を
魂の深みに於いて 人間らしさにあふれて

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    ★エロスに変容するバラの寓意
    ★ノートルダム大聖堂の聖なる秘数
    ★オパキャマラドの風景
    ★映画「華麗なる賭け」チェスシーンのセクシーの秘密
    ★名盤「クリムゾン・キングの宮殿」の実在のモデル発見
    ★映画「男と女」サンバ・サラヴァの謎

    といった解読シリーズがあります。

サマーがデビューしたこのアルバムは
ポップスやクラシックの名曲を集めていますが
リヒャルト・シュトラウスの「朝」が
わかりやすいくせに、官能性も強く香っていて
素晴らしい出来でした。

サマーが歌う ベートーヴェンの「月光ソナタ」。
MAL Dİ LUNA (Piano Sonata No. 14)

サラ・ブライトマンなら、一番下の動画で紹介している
カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲はいかがでしょうか?
ネッラ・ファンタジアがお好きなら、きっと
気に入っていただけるかと信じます。

ネッラ・ファンタジアとしては、サラ・ブライトマンのほか
柔らかな雰囲気のキャスリーン・ジェンキンスほか
素晴らしいパフォーマンスがいっぱいです。

ところで・・・。

この洗練されたメロディのオリジナルタイトルは
「ガブリエルのオーボエ」です。映画「Mission」のテーマ曲です。
ヨーロッパを知らず、それだけにのんびりとした、近代的価値観とは
無縁の地上の楽園のような世界が音楽で描かれます。
で、上の動画はインディオを魅了し、インディオらがヨーロッパ人を
受け入れる感動的であるべきシーンなのでしょう。

でも受け入れることが、天然痘やはしかに対する免疫を持たない
インディオらを全滅に近い形で追い込んでいくとは
インディオら自身、知る由もない危険な選択だったのは歴史的事実です。
すっかり人口がなくなってしまった土地では働き手などいません。
インディオの代わりに輸入されたのがアフリカの人達です。
現在も、南米では原住のインディオよりアフリカ系人種が多い最大の理由です。

16世紀初頭、メキシコの人口は推定で約2500万人(地球全体の当時の
人口は約4億人)でしたが、1600年には100万人と激減しています。
なんと25分の1。1521年のコルテスの征服(病原菌)の結果がもたらした災禍です。
1543年にはボリビアで「負の世界遺産」ポトシ銀山が発見されました。
採掘のためにさらに数百万人が犠牲になったと言われます。
ヨーロッパに旅行して教会や王級で目にする華やかで優雅な金銀の装飾は
こうした犠牲の上に成り立ったわけです。

黒人奴隷の輸出入の始まりは1510年、スペイン国王フェルディナンドが
50人のアフリカ人奴隷をイスパニョーラ島(現在のハイチとドミニカの国)
へ輸出することを許可したのが始まりのようです。
1523年からの27年間で南北アメリカへ輸出された黒人奴隷は
約4万人と推定されています。(奴隷狩りをして繁栄した同じ
アフリカ人による王国もあったのですが)
アフリカから奴隷輸出船に立ったまま(つまり効率的に輸出量を増やしたいから)
で押し込められ、航海中に死亡する者も一定の割合があったようです。
南米に到着するのはコロンビアのカルタヘナでした。カルタヘナは
エメラルドを産出するとしてスペインが要塞まで構えて防御し、すでに繁栄していたのですが、
この奴隷貿易でますます大きな経済力を獲得しています。

1518年、新大陸のスペイン人総督は「現地人(インディオ)と比較して
ニグロ(黒人)は当地の労働には最適だと考えます。現地人は脆弱で軽作業
にしか使えないため、ニグロの輸入を推奨いたします」とリポートしています。
ですが、もちろんインディオらへの影響に批判はありました。
あるフランシスコ会の修道士は「あれほどの非道が行われた理由は何だったのか
と尋ねられたら、わたしは『強欲』と答えるだろう」と、金持ちになりたい
という経済的利益に狂奔する人々を批判しています。
(ですが、その構造は今も変わりませんね、お金のために
仕方がなかったと言いながら、いろんなものを犠牲にして・・・)
フランスのモンテーニュは、ブラジルのインディオらと話す機会を得て
有名な エセー の中でこう書きました。
「われわれは、われわれ自身との比較においてではなく、理性の法則にしたがい
これらの人々を実際に野蛮人と呼ぶことはできるのであるが、しかし、
野蛮さにおいては、われわれの方があらゆる点で彼らに勝っているのである」

もちろん、大勢に影響などありません。
お金、お金、お金ですから。(今とおんなじね)
大西洋を横になるスペースのない状態で人間を運び
衛生状態への配慮もないため、運搬中の生存率は高くありません。
そんな奴隷商人が改心して、ある讃美歌に歌詞をつくりましたが・・・。
(翻訳は アメイジング・グレイス 舎人独言 のページで)

ちなみに北米では当然、大西洋に面した東海岸ですが、チャールストンが奴隷貿易の
拠点港となりました。約300万人が綿花、米、たばこのプランテーション
農業のために輸入されたといいます。
価格は赤ちゃんが100ドル、20歳が900ドルで最高値、50歳は
100ドル、60歳は50ドルだったそうです。
南北戦争では開戦の第一発を、チャールストン沖合の砦の島の大砲が
ぶっぱなして、まさに南軍の旗頭を務めました。
脚を跳ね上げて陽気に踊るダンスのチャールストンは実はニューヨークで生まれたのですが
アメリカで初めて劇場が誕生するなど華やかなチャールストンをイメージ
して名付けられたそうです。町の実権は富をなした奴隷商人が握り
まさに彼らの華麗にして優雅な繁栄は黒人たちの苦難に上に成立していたのです。

キリスト教の布教は、支配と搾取を受けるインディオへの
なんともなことに、褒美という位置づけでした。
ヨーロッパ側からの Mission という観点ではOKでも、
インディオら自身の幸せという観点から考えると
音楽には国境も民族もないよね、と
呑気に感動をしてもいられなかったわけです。
もちろん、音楽は映画の中で描かれる
象徴的な存在に過ぎないのですが。

こうした大航海時代、ヨーロッパ人は、南米の人たちを想像して
絵を描いています。なんと頭がありません。
顔は胸にあります。男は、ですが。
女性の場合、顔の位置は男と同じとされていたのでしょうか?
いずれにせよ、情報不足から勝手に
想像を膨らませたのでしょう。
そして、そんな勝手な想像を許すくらいに
人権への意識と言うのも愚か、同じ人としてみていないから、
インディオへの搾取が英雄行為となる土壌となったのではないでしょうか?

ご存知でしょうか?
当時の船乗りにとって
日本の女性は憧れでした。
(性的ハラスメントをするつもりは毛頭ありません。
その類の記述に反発される方は
この段落は読まずに飛ばしてください。)
日本女性も、彼らの身勝手な憧れのせいで
実は被害を受けていると言えるでしょう。それは
女性器の位置が横になっている
というものです。
エキゾチックだと思ったのかもしれませんが
実際に日本女性と接すれば真実は明らか。
船乗り仲間や帰国して、そんなことはない、と言えばすむのに
なぜか、これも今と同じで、真実は広がりません。

その癖、南米からヨーロッパにもたらされた梅毒は
ヨーロッパ人の種子島到着よりも前に
日本に伝わっていたといいます。
人間よりも病気のほうが早いわけで
これだから性というヤツは人間にとって安心できません。
もっとも、松の廊下の異変を国許の赤穂へ伝える早駕籠を
沿道の人が「あれが赤穂の急使だ」と見物した
なんて話も聞いたことがあります。
噂は人間の足よりも速いのは、納得できる気がしますが。

ともかく、これってネットマナーと似ていませんか?
真実であろうと、嘘っぱちであろうと
面白ければ、人の注目を集めるなら
人は情報通であることを自慢げに
むしろ告げて回ったりするようです。
日本女性は普通の人類と思いますが
他者について根拠なく、噂があるくらいの根拠で
あれこれ言う風潮は、まったくもって残念なことです。

サラ・ブライトマンによる歌を期待された方には、申し訳ありませんでした。
アルバム「神々のシンフォニー」にあわせて制作された
ビデオクリップは削除されていますが
カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲に歌詞をつけた
アッテーザ(アテッサ) Attesa をご紹介します。
日本語訳は、サラ・ブライトマンのページで。

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