もう森へなんか行かない 和訳 フランソワーズ・アルディ ドビュッシー
青春の蹉跌(さてつ)をフランスの文学少女が歌うと、まさにこんな感じ?
「わたしの青春が急ぎ足で去って行く あなたの足取りのリズムに合わせて」。
栴檀(せんだん)は双葉より芳しで、アルディが自分の持ち味に、というか、生涯
満たされない想いを歌っていくんだろうな、とアルディ自身が感じていたように思える名曲です。
歌詞の背景となる森について、ポンパドゥール夫人やドビュッシーの話なども^^
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フランソワーズ・アルディの Ma jeunesse fout l’camp です。
この歌を創唱したミシェル・アルノーや作者らのパフォーマンスを紹介します。
Nous n’irons plus au bois もう森へ行かない というフレーズは実は
ルイ15世の公妾(予算措置が受けられる公的地位)パンパドゥール夫人が1753年の
クリスマス、今はエリゼ宮となっている近くの村の子どもたちのために書いた童謡のタイトルです。
(エリゼ宮は元々、夫人のパリ滞在のためにルイ15世が買い与えた邸宅)
疑惑を持たずに無邪気でいられた時代の象徴でしょう。また
この童謡から着想されたドビュッシーのピアノ作品も下の方で紹介しています。
アルディの翻訳もかなりの数になりました。さよならを教えて とか、彼女の誠実で
内省的な魅力が出ている スター とか。10代の初々しいラヴソング あなたの胸に、
しかしまた別の想いもあって、ペソアらと時代を共にする以上、採り上げるしかない、恋愛の
不可能性に触れた Message personnel (告白)などなど・・・。
アルディ以外のアーティストの動画やポンパドゥール夫人の歌詞の翻訳(一部)なども。
では、Ma jeunesse fout l’camp もう森へなんか行かない の翻訳です。
わたしの青春は急ぎ足で去る
ひとつの詩を経て
或る韻(ライム)から別の韻へ
それは垂らしている 腕をだらりと
わたしの青春は急ぎ足で去る
涸(か)れ果てた泉へと
そして枝編み細工の刈り手が
わたしの二十歳(はたち)を取りいれる
★舎人独言にどんな音楽がある?を探す
ミュージックリスト(目次.クリックできます)はこちら。
わたしたち もう森へ行かない
詩人の歌
安っぽいルフラン(リフレイン)
へたれな詩句たち
夢見て歌っていたのよ
祭りで会った男の子たちのこと
わたし その名前さえ憶えていない
わたし その名前さえ憶えてはいない
わたしたち もう森へ行かない
スミレを探しになんて
雨が降る、今日 わたしたちの足跡を消して
子供たちはそれでも 頭を歌でいっぱいにしている
でも わたしはそれを知らない
でも わたしが知ることはない
わたしの青春は急ぎ足で去る
ギターの調べに乗り
わたしのところから逃げていく
物も言わず 嘆きの足取りで
わたしの青春は急ぎ足で去る
つなぎとめるものを打ち壊し
その髪に
わたしの二十歳という花々を飾って
わたしたち もう森へ行かない
秋がもうやって来ている
わたしは 春を待とう
花で憂いを癒しながら
それはもう帰ってくることはない
そしてたとえわたしの心が震えても
それは 夜の帳(とばり)が降りてくるから
それは 夜の帳が降りてくるから
わたしたち もう森へ行かない
わたしたち もう一緒に出かけたりはしない
わたしの青春が急ぎ足で去って行く
あなたの足取りのリズムに合わせて
だけどもし あなたが知っているなら
それがどんなにあなたに似ていることか
でも あなたはそれを知らない
でも あなたが知ることはない
無断転載はご容赦ください。リンクはフリーです。
Ma jeunesse fout l’camp の fout l’camp は
ブラッサンスも Auprès de mon arbre で使っていますが
置いて行く 急いで立ち去る 損なう 悪化する 消える といった意味です。
敢えて1か所、意訳しました。
語源まで遡れば、それもアリというわけで。
日本語で表現した途端、白黒ついてしまうけれど
そでもないファジーな部分だってあります。
Nous n’irons plus au bois わたしたち もう森へ行かない とは、
有名な童謡のタイトルです。ルイ15世の公妾(国家予算を受給できる地位)
ポンパドゥール夫人が、グレゴリオ聖歌のメロディに歌詞をつけたと言われます。
童謡を下敷きにするのは、バルバラとムスタキの
「ブルネットの婦人」と同じ構造ですね。
ドビュッシーがこの童謡から作曲したピアノ曲は一番下の動画です。
歌詞は一番下にコピペしておきます。(ちょっとだけ翻訳しておきます)
現在のエリゼ宮はまだ田舎の村で、ここにも邸宅を与えられた夫人が
近所の子供たちを集めて自作のこの童謡を歌わせていただなんて
想像するだけでも楽しいですね。(オリジナル詞と一部翻訳は下の方で)
本来は楽しい童謡ですが、ここで、そのタイトルを引用したのですから
或る意味、「わたしたち もう森へ行かない」とカッコの中に入れたほうが
引用の意味がはっきりするかもしれません。
25の動画で紹介するウェディングソング隠れた名曲集はここから
舎人独言には
★エロスに変容するバラの寓意
★ノートルダム大聖堂の聖なる秘数
★オパキャマラドの風景
★映画「華麗なる賭け」チェスシーンのセクシーの秘密
★名盤「クリムゾン・キングの宮殿」の実在のモデル発見
★映画「男と女」サンバ・サラヴァの謎
といった解読シリーズがあります。
創唱した Michèle Arnaud ミシェル・アルノーは
ウィキペディアによると、大学で哲学を学んでいますから、アルディの先輩ですネ^^
レオ・フェレの L’Île Saint-Louis サン=ルイ島 を歌って1952年にデビュー。
57年にはツアーで、セルジュ・ゲンズブールをギタリスト。ピアニストに起用しています。
ゲンズブールが誰も歌わないけれど数曲を書き溜めていることを発見し、
初めて歌っています。
Jean-Claude Pascal ジャン=クロード・パスカル
作者である Guy Bontempelli ギイ・ボンタンペッリ
さすがに味わいがあります。
ポンパドゥール夫人の作と言われる歌詞です。
実際には、長年にわたって磨かれてきたようです。
最初の連を訳してみましょう、
もう森へなんか行かないよお 月桂樹の木々は伐られちゃった
素敵なことってここにもあるじゃん みんな踊ろうよ
踊りの輪におはいんなさい みんなが踊るのをご覧なさい
飛び跳ねなさい 踊りなさい 好きな人をハグするんだよお
Nous n’irons plus aux bois, les lauriers sont coupés
La belle que voilà, la laisserons-nous danser
Entrez dans la danse, voyez comme on danse
Sautez, dansez, embrassez qui vous voudrez
La belle que voilà, la laisserons-nous danser
Mais les lauriers du bois, les laisserons-nous faner
Mais les lauriers du bois, les laisserons-nous faner
Non, chacune à son tour ira les ramasser
Entrez dans la danse, voyez comme on danse
Sautez, dansez, embrassez qui vous voudrez
Non, chacune à son tour ira les ramasser
Si la cigale y dort, ne faut pas la blesser
Si la cigale y dort, ne faut pas la blesser
Le chant du rossignol la viendra réveiller
Entrez dans la danse, voyez comme on danse
Sautez, dansez, embrassez qui vous voudrez
Le chant du rossignol la viendra réveiller
Et aussi la fauvette avec son doux gosier
Et aussi la fauvette avec son doux gosier
Et Jeanne la bergère avec son blanc panier
Entrez dans la danse, voyez comme on danse
Sautez, dansez, embrassez qui vous voudrez
Et Jeanne la bergère avec son blanc panier
Allant cueillir la fraise et la fleur d’églantier
Allant cueillir la fraise et la fleur d’églantier
Cigale, ma cigale, allons, il faut chanter
Cigale, ma cigale, allons, il faut chanter
Car les lauriers du bois sont déjà repoussés
DEBUSSY- Images oubliées 忘れられた映像 第3曲
Quelques aspects de “Nous n’irons plus au bois
嫌な天気だから「もう森へは行かない」の諸相
Quelques aspects de “Nous n’irons plus au bois” parce qu’il fait
un temps insupportable
同じモチーフの 雨の庭(「版画」第3