パワーストーンの真実。

舎人独言

健康&グルメに・・・ 翡翠 のパワー。

別れて生きるときも 中 魅惑の王子さま 竹内まりや 駅

プランス・シャルマン(Prince Charment)。魅惑の王子様。
いつか白馬で迎えに来て、夢の国へと連れて行ってくれる王子様。
そこで、いつまでも、いつまでも、幸せに暮らしました。
そんな憧れを、そのまま現実にしてくれる男性。
魅惑の王子様って、恋を知り染める女性のための言葉ですね。

そして男性には、運命の女、というものも存在します。 
ファム・ファタル(Femme Fatal)。運命の女。
ロマンスの時期がどうにも違うような気がします。
プランス・シャルマンは10代や20代の女性。
運命の女は、男性のために存在しますが
10代から上、、もうjどの年代にも当てはまりそうです。
年上の女性が多いのでしょうけれど、
80年代の男性にとって、新しく登場する運命の女って、
年上よりも、いっそ年下になるのでしょう。
ともかく・・・80歳代の女性にも魅惑の王子様は存在するかも知れない。
女にはいつも初恋よなどと、今、思いついたけれど、
どこかで聞いたような言葉が浮かんでしまいます。

それが本当に初めての男性であるなら、その行為は
なおさら大切な意味を持つと思うのです。
先の「贈る言葉」では、男性主人公こそ、
プランス・シャルマンとならなければいけなかったけれど・・・。

ブリトニー・スピアーズは、「結婚するまではしない」と公言していましたよね。
(結局、嘘だったようだけど、そうありたかった願望は理解できます)
そうした行為は、自分が愛していて、一生を共にしたい男とだけ。
自分を本当にわかってくれて、一生、愛し続けてくれる人とだけ。

純潔の誓い(virginity pledge)という願いもありますね。
ウィキペディアによれば、カソリック信者らに見られるそうです。
結婚は神聖だ、神聖であるべきという気持ちの表れです。
 

 
それって、胸がキュンとする感情。
単純だけど、かけがえがなくて
忘れてはいけない感覚です。
できれば、そうあってほしい。
それで一生が幸せで、なんの文句もありません。

  

ブリトニーが「贈る言葉」ほど、自覚的であろうとしたとは思えないけれど
10代の女の子の直感として、素朴な気持ちとして、
無意識な願いとして、女性の美しい生き方として、
(少なくともその時は)一人だけの男性を夢見ただろうことは
その出逢いと行為を、取替えのきくほかのものとは違うと感じていたのではないでしょうか?
二度とない、聖なるものとして認識していたのではないかな。

カトリックはもともとは離婚を禁止していました。
逢うべき者が逢って愛し合うことが結婚なのだからほかの組み合わせはありえない。
そして神によって、出逢いが間違いないものとして祝福されるのだから
離婚はありえようはずもない。
だから、ほかの人ともう一度、結婚をしなおすことなんてありえない。 
聖なるものとして、ほかのものとは別の結びつきだと認めること。
そのことを表す言葉として、聖別という言葉が使われます。
残念ながら、カトリックの理想、理念はともかく
カトリック信徒の間でも、現実はなかなかうまくいかない現実が
あるとしても・・・。

その離婚がたびかさなって、とうとう便法も使い果たし
あげくローマカトリックを棄てて、それとは別に
国教会という方法を編み出したのが16世紀のイギリスでした。
そのおかげで、エリザベス1世だって正式に王位継承権を認められるわけで
「聖別」って、歴史でも大きな役割を果たしています。

ともかく・・・
直感で、「ロミオとジュリエット」のジュリエットのように
恋は一度きり、という美意識が
神が介在する出会いという「聖別」で
単なる直感から、理論化されるわけです。

でも、ごめんなさい、ブリトニーの小さくて大きな願いは、破れたようですね。
その後の、特にパパラッチが追いかける最近の彼女は
無惨 に近い印象を受けます。
魅惑の王子様を夢見る少女の物想いを、ブリトニーがあの時と同じように持つことは、
もう、できないのではないでしょうか?

そうやって人生に傷つきます。
明るく希望に満ちていた人生が、少しずつ新鮮さを失い、夢を失い、
使い古されてシミがつき、くたくたになったハンカチのように
薄汚れていきます。
ハンカチなら捨てることはできますが、自分の人生となったら一度きり。
汚れていってしまうことから、逃げようがない。
中原中也を持ち出すまでもなく
悲しみでさえ、よごれちまうことだって現実に起きてしまいます。

でも、それでも、人は生きていくことはできます。
喪失感に耐え、失われた自分をいとおしみながら
時間に助けられ、
なんとか折り合いをつけて。

あなたがいなければ生きていけないと思ったほどの恋愛につまずいて
でも、今は、それぞれに待つ人がいる人生のシーンを描いた
竹内まりやの名曲「駅」。

駅    by 竹内まりや   on youtube

  ラッシュの人波に消えていく後姿が、とても悲しく見える・・・。

 

2年前までのあのときの気持ちで、人を愛すことはもうない
そんな想いがあるのかもしれません。
振り返れば、別の男性と結婚している現在から見れば、
他愛ないほどで、可愛いとさえ言えるほどの自分の想い・・・。
どれほどに,、いとおしい恋愛だったのか、今ならわかる。

  Nothing is sadder than the second love

それがわかってしまう今が悲しいと
逆説的かも知れないけれど、思い浮かべてしまう言葉。
だれの言葉だったのだろう?

けれども、そうやって大人になって行くのだけれど
薄汚れていくことが醜悪となることでは、もちろん、ないはずです。

 
 
 

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