パワーストーンの真実。

掲示板

健康&グルメに・・・ 翡翠 のパワー。

掲示板

投稿削除

  • 【No.000221】「シャーロック」に翡翠が登場! 殺人は無知ゆえに・・・

    2013-01-27 12:22:03 - 名前:舎人 さん

    NHKドラマ「シャーロック(BBC制作SHERLOCK)」の第2回「死を呼ぶ暗号」で
    事件のカギとして翡翠(ヒスイ)が登場していました。
     3人もが殺されてしまって、実は翡翠=Jadeの髪留め(ヘアピン)を盗んだイギリス人の、翡翠文化への無理解が事件を引き起こしていた・・・というのは、翡翠に対する東洋と西洋の評価を象徴していて、ある意味、興味深い展開でした。
     事件の発端はこうです。
     裏では密輸品の運び屋であるイギリス人銀行員が、翡翠の髪留めを、イギリスの恋人へのお詫びとして香港の闇組織「黒い蓮」からくすね、イギリスへ帰国してしまいます。くすねた張本人としたら、市場で買ったと言って、その恋人の秘書に贈って・・・といった、たわいもない窃盗のはずでした。
    ところが実は、その髪留めは元は皇后が使っていた大変な由来がある品で、西洋で900万ポンドで販売先が決まっている超お宝でした。で、取り返そうと、運び屋本人を含めて3人が闇組織によって殺されてしまうわけです。
     実際、軟玉の翡翠だから、それほどの価格に見合う価値があるのですが、宝石の翡翠ではここまでの価格とはいかないでしょう。
     なお、この皇后とは原本によれば、唐の則天武后のようです。となれば、この翡翠はどうしたって軟玉の翡翠です。
    宝石の翡翠が登場するのはずっと後の18世紀以後ですから時代があいませんから。
    それに確かに唐の時代には、第一夫人に翡翠を贈る習慣がありました。
    当サイトの別のページで紹介した別のミステリーで恐縮なのですが
    まさに則天武后の下で名宰相として名をはせた狄(ディー)判事がシリーズ中の「紫雲の怪」の中で、第一夫人のために長い翡翠のかんざしを求めるシーンを紹介している通りです。
     さて事件のナゾを解き明かしたあとのことです。
     盗まれた髪留めのありかを、ホームズは例の推理力で突き止めます。
     勤務に就いているその恋人の秘書の髪から抜き取ってもらって、ホームズが自身で直接、受け取っていましたが、ホームズが、その値段が900万ポンドと伝えると、飛び上がって驚く女性秘書の反応がなんとも・・・。
    もちろん、イギリス人バンカーが翡翠という中国文化に十分に理解を持っていたなら、そもそもくすねるなんてことを考えるはずもありません。そんな無理解が自身の死を招くなんて、くすねるときは思いもよらなかったことでしょう。
    運び屋のバンカーも恋人の秘書も、最高級の骨董である翡翠に関する知識がなかったなんて、所変わればといえ、残念なことです。
     でもプレゼントされた方が、翡翠の価値を知る中国人の秘書だったら、何気なく髪に飾っておくなんて扱いは出来なかったのかも知れません。
    市場で買えるはずがない。返さないと大変なことになるって、連続殺人事件なんか起きたりしなかったのかも、です。
    いや、それとも、ニセ物だと思って安心して使っていたのかなぁ。
     なぜって、ドラマで登場したその翡翠の髪留めですが、蛇をかたどっていたのはそれなりに意味があることでいいとして、あの色合いからすると、とても本物とは思えません。
    皇后の愛用品なら、緑の色が吸い込むように濃くて深い琅かん(ろうかん)であってほしいものです。たとえで琅かんではなくても、少なくとも最高級品でなければ・・・。(かん=王偏に千)
    ところが実際に画面に登場したのは、ひどい安物としか見えない透明感ですし、皇后の髪を飾っていた由来があるなんてとても想像できない、薄っぺらで上品とは言えない色合いでした。
     たとえば日本といえばフジヤマゲイシャといった西洋人が陥りがちなステレオタイプな見方は、翡翠を扱ったこのドラマ製作者もまた、肝心の翡翠を見せるときに、免れなかったようです。なぜ900万ポンドなのか、最後まで理解できていないようです。現代のシャーロック・ホームズも、さてさて、どこまで翡翠のほんとうの価値を承知していることか、ということですね。
     ところで皇后の翡翠髪留めを900万ポンドで買うという西洋の買い手ですが、そんなわけで、まず西洋人とは思えません。そもそも価値がわからないのですから、
    豚に真珠と言うか、Casting pearls before swine と言うべきか・・・。
    そこで舎人が、下手な推理をしてみました。
    まず通貨がポンドですから、イギリス在住なのでしょう。
    そして翡翠の骨董品がどれほどのビハインドストーリーを秘め、どれほどの価値を持つかを知るとなると・・・
    日本人でもなくて、やっぱり中国系です。
    もちろん成功者であることは間違いありません。
    何かの理由でイギリスに住む華僑か中国の高級官僚の一族か・・・なんて推理してみるのですが、いかがでしょうか?

この投稿を削除するには、削除キーを入力してください。

削除キー:

  • 翡翠マグ(両手)はこちらから
  • 翡翠マグ(右手)はこちらから
TOP
error: Content is protected !!