のパワー。18才の彼 和訳 ダリダ 自殺
早熟なこういう少年・青年って、フランスの小説を読むとよく出てきます。
だからシャンソンにもよく出てくるわけです。ったくねぇ^^
しかしこのシャンソンで、彼女の自意識は女性が年齢を重ねていくことに
マイナス要素を感じていました。でも２つめの動画の ４０の女 を
お聴きください。熟度と若さを兼ね備えた存在として自立していて
反論なんかさせない独自の価値観を持った女性の世界となっているでショ？^^
Roberto Carlos Mulher de 40
翻訳はロベルト・カルロス ４０の女 のページで。
魔法の水 とよく言われます。違います。
「宇宙」とか「人体」と同じように、現代の科学がまだ追いついていないだけ。
ヒスイウォーターは新しい技術として注目されているマイクロ波やテラヘルツ
波を生かした水で、舎人が約２０年も飲み続けている安全で美味しい品格の水です。。
かゆくて眠れない方のヒスイウォーターリポート
青雲舎（株）の翻訳を信じるなら翡翠マグも信じてくださいネ。
明治時代の人には電子レンジが信じられないようなものですが、
誰もディスっていないでショ？^^ ちょっとしたキセキなのです。
味わい・お茶・お酒・味噌汁などで試していらっしゃる方のヒスイウォーターリポート、
Dalida ダリダ を続けて３曲翻訳するその１曲目は・・・
Il venait d’avoir 18 ans 彼は18才だった です。
ほかに Pour ne pas vivre seul ひとりで生きないために と
Tables séparées それぞれのテーブル も翻訳をアップしています。
またダリダの自殺について下のほうで書いています。
「愛の目覚め」など、ダリダの恋人だったルイジ・テンコのページはここをクリックしてください
彼は１８歳になったばかり
子供のように美しく
男としてたくましかった
それは確かに夏のこと
彼を見つめながら わたしは数えた
人生の秋の数々の夜を
★舎人独言にどんな音楽がある？を探す
ミュージックリスト（目次.クリックできます）はこちら。
わたしは髪をととのえ
アイラインを少し濃くした
それが彼を笑わせた
彼が近づいてきた時
わたしは何であれ 与えたいと思った
彼を誘惑するために
彼は18歳になったばかり
それが彼の勝利の美しき論拠
愛を 彼は語りはしなかった
愛の言葉など
彼はつまらないと思っていた
彼はわたしに告げた 「あなたが欲しい」と
彼は映画をみていたのだ ｢青い麦｣を
にわか仕立てのベッドがくぼんで
わたしは驚きの中 発見した
空って素敵なんだと
彼は18歳になったばかり
それが彼をほぼ 揺ぎ無いほど横柄にしていた
そして彼が服を身につける間
既に敗北して わたしは見つけていた
わたしの孤独を
彼を引き止めたかった
それでも、わたしは 彼を行かせた
身振りのひとつもなく
彼はわたしに告げた「そんなに悪くはなかった」と
若さゆえの 地獄の率直さで
わたしは髪をととのえ
アイラインを少し濃くした
いつもしているから
わたしはただ忘れていたのだ
18の２倍の年齢のわたしを
無断転載はご容赦ください。リンクはフリーです。
２５の動画で紹介するウェディングソング隠れた名曲集はここから
舎人独言には
★エロスに変容するバラの寓意
★ノートルダム大聖堂の聖なる秘数
★オパキャマラドの風景
★映画「華麗なる賭け」チェスシーンのセクシーの秘密
★名盤「クリムゾン・キングの宮殿」の実在のモデル発見
★映画「男と女」サンバ・サラヴァの謎
といった解読シリーズがあります。
1967年、Dalida ダリダはローマの学生で、
Lucio ルチオという若者と出逢います。
フィガロ紙によると、ダリダは34歳。
ルチオは18歳くらいだったそうです。
（22歳の説もありますが、まぁ、フィガロですから）
結婚までしようとしていた Luigi Tenco（後述）
のピストル自殺は1月。
その後、めまぐるしく展開して、傍目に過ぎませんが
ダリダは本当に人を愛することができるのか
疑問に思えてしますのですが、とにかく彼を追って
ダリダも自殺(未遂）を図り
そしてルチオの子を身ごもったことがわかったのは
その年の12月でした。
1年の間に、まぁ、忙しいこと！
ダリダは、ですが、中絶することを選び
滅菌によるトラブルのようですが、妊娠できない
体になります。
子供がいたら、その後の人生はまた少し
違っていたでしょうに。
この歌のような設定って
映画とか、いろいろありますね。思い出の夏 とか。
持ち込まれたとき、年齢の設定は、実際とは違っていたかもしれない。
そこまで偶然の一致もなかなかです。
フランスって、夏のヴァカンスで奥さんがアヴァンチュールを
楽しむというか。羽が生えてしまうって、本当に
よくあるようです。
テレビのフランス語講座をみていたら
フランス人講師がデータを出して言ってましたもん。
それでもっとフランスに行きたくなった？
日本で相手にされないのに、フランスでもてるはずもない^^:
ダリダの人生ではルイジ・テンコら
かかわりの深かった3人の男性が自殺を遂げた、と言われます。
友人でダリダが成功に尽力した歌手 Mike Brant も入れれば4人でしょうか。
短期間だけど、恋人関係があったとも言われます。
不特定多数の1人なんだけど、人生に訪れる異性って・・・フランス的なのかな？
アラン・ドロンともそんな感じがするし・・・。
ある程度続いたミッテラン大統領も結局、安定的な幸福を与えてくれるわけではなく。
魔性の女のように言われ、フランスの少し詳細な彼女の記事では
自殺について言及されることが多いようです。
自身も1987年5月2日(土）、
“La vie m’est insupportable… Pardonnez-moi.”
｢人生はわたしには耐えられない・・・許して」と書き置いて
自殺してしまいます。
劇場での仕事をキャンセルし、
その時の恋人、François Naudy（医師）からの
電話を待っていたのに、遂に連絡がなく。
Lucien Morisse(1956-1961) 最初の夫であり
ぺトゥラ・クラーク、クリストフ、ミシェル・ポルナレフ
を発掘した音楽ディレクター。ダリダも発掘された1人でした。
5年間の交際（不倫）のあと、結婚生活は数ヶ月でした。
原因はダリダがポーランド人の画家の許へ奔ってしまったから。
結婚を現実として受け止めるのではなく、夢のような結婚が理想だったのか？
カッコ内は交際期間。1970年9月にピストル自殺。
Luigi Tenco はサンレモ音楽祭に一緒に出場しましたが
当時はテンコはほぼ無名の存在。売名など批判にさらされた挙句
彼のパフォーマンスを失敗し、最終選考に残れませんでした。
テンコはホテルでピストル自殺を遂げますが、第一発見者はダリダでした。
ダリダは直後、自身も自殺を図り、5日間も昏睡が続いています。
下に彼の歌を紹介しますが、深く思うことができる
傷つきやすい、心の柔らかな、誠実な青年だったとわかります。
享年29歳。
テンコのことで、ダリダは
ポンピドー大統領がある男性の自殺について引用した
エリュアールの詩 Comprenne qui voudra に
大きな衝撃を受けています。
理解せよ 願う者は
わたしの悔恨 それは
舗道に横たわる不幸な女だ
わけありの犠牲者なのだ
服は破かれ
迷子の子供の眼差しで
冠を奪われ ゆがんだ顔で
愛されたゆえに亡くなった
死者のような人
Richard Chanfray（1972 ー 1981）逮捕歴もあって
相当、破天荒な人生だったようですが1983年7月、
別の女性と一緒に排ガス自殺。
ルイジ・テンコの名作を、二コラ・ディ・バリ Nicola Di Bari
が歌っています。その下はルイジ・テンコ自身のパフォーマンス。
愛のめざめ HO CAPITO CHE TI AMO
アンジェラ
恋人よ、できることなら Se potessi amore mio
遠く 遠く離れて Lontano lontano
夜の想い Mi sono innamorato di te
Vedrai vedrai
わかるだろう 君にはわかるだろう
盟友、ジノ・パオリとテレビ放映のための録音で
4曲ほど収録されていました。
Yvon Chateigner L’Amore L’Amore
vedrai が L’Amore 愛 になっていますが。
ホント、ルイジ・テンコって
ひとりで聴く音楽です。
Quando 恋人が帰る時
なんと日本でＣＭ曲になったことがあります。
ヒットしたとは聞かないけれど
広告ディレクター氏、センスが素晴らしいです。
いろいろアレンジがあるようで
好きなのは素朴なものなのですが。
失恋したときには、ひとりボソボソ
メロディーを口ずさむのにピッタリ。
