パワーストーンの真実。

舎人独言

健康&グルメに・・・ 翡翠 のパワー。

バーブラ・ストライサンド 和訳 The Way We Were 追憶

ユダヤ人による、ユダヤ人のための、ユダヤ人の映画 なんですねぇ^^
なのに、これほどまでの普遍性で日本人の心情にも迫ってきます。
ホント、何回もみちゃいました。この映画も「華麗なる賭け」
(スティーヴ・マックィーン)や「建築学概論」、本ならジッドの
「狭き門」、村上春樹の「ノルウェイの森」と同様、勝者なき恋愛の
行く立てを描いています。
二人のすれ違いが重なっていくシーンとか、思わず涙がこぼれてしまう
ラストシーンの会話の翻訳も下の方で。
ネットニュースによる、レッドフォードが出演を渋った話は一番下で。
すぐ下の動画で歌うのはミュージカル俳優のロバート・グーレです。
バーブには悪いけど、これがベストでしょう^^

https://youtu.be/JJKP3wsMQA8 

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ごめんなさい。バーブラの動画は4番目です。まず
ロバート・グーレ Robert Goulet の渋いパフォーマンスを。
恐らくこの曲のベストです。特にきっと男性には。しかもロバート・グーレの
動画が増えてきました。いいものは認められなくちゃネ。翡翠マグと同じサ。
一番下に映画の動画を置いておきます。
さまざまなアーティストによる The Way We Were 追憶 の動画も。
また名シーンのセリフを翻訳しているほか、冒頭の言葉は最初
Daydreams だったとかの雑学も。

ユダヤ色いっぱいなんて冒頭で言っちゃいましたが、最後のシーンで
核廃絶のチラシの Nagasaki という文字が出てくるだけじゃないん
ですね。たとえば、二人の親の世代は移民1世なのだろうけど、純粋にユダヤ
の伝統に従っているから、ロバート・レドフォード演じる息子に ハベル Hubbell って
名前をつけている。で、孫ができたと知ると、手紙で女の子なら赤ちゃんの名前は
ケイティの母親の名をとって「ラヘル」と言ってきて、二人で大笑いしちゃっています。
いかにも伝統重視のユダヤ第一世代だなぁって、二人は笑ってるんですね。
でも、実際に名前をつけた時は、ラヘル(ラケル)を普通の英語に変え、
レイチェルって名付けたところが、少しずつアメリカ社会に融け合って
いっていることを伝えています。

そもそもからして学業もスポーツも優秀なキャンパスの人気者のハベルです。
ケイティだって遠くからでも憧れちゃいます。ところが、ハベルは華やかにモテては
いるとわかっていても、自分の生き方はどこか軽薄と思っていて、
ケイティの真面目で芯の強い生き方にリスペクトを感じ、実は好意以上の関心を持っています。
ケイティにとっては、いつも女の子に囲まれている人気ナンバーワンの、まさかあのハベルがって
夢のようなタナボタが起きて二人の人生が密接に絡まり、ストーリーが動いていきます・・・。

監督のシドニー・ポラックはユダヤ系だし
しかも、これ、コロンビア映画(ソニーが買収)なんですね。
まさにまさに、でしょう? 自分たちの物語として、相当思い入れあったかな?
そもそも映画産業の大手は最初、これまでにないスキマビジネスとしてユダヤ人が創業したんだし。
しかしこの曲、映画を離れても名曲です。人生に真面目に向き合う方には、ネ^^
では、映画「追憶 The Way We Were」のテーマ曲です。
翻訳です。

追憶
光を当てよう 心の片隅に
霧にかすむ水彩画のような記憶
わたしたちが あのように生きていたことの

散り散りとなった写真たち
わたしたちが後に残した微笑がある
わたしたちが互いに与え合った笑顔
あのように生きたからこそ

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そんなこと あり得たでしょうか?
すべてがあんなにもシンプルだった あの時 
それとも 時間が
すべての行を書き直したのでしょうか?
もし すべてをもう一度
やってみるチャンスが わたしたちにあるなら
言ってよ わたしたち あんな風に生きる?
あんな風に 生きることができる?

思い出
美しくあれ そして今もなお
なにが余りに辛いでしょうか 覚えていることで
わたしたちはただ 忘れることを選んだのです

だから 笑うということなのでしょう
わたしたちは忘れたりはしない
どんなときであれ 思い出すのは
わたしたちが あのように生きたということ
わたしたちは あのように生きていた

無断転載はご容赦ください。リンクはフリーです。

light the corners of my mind を
心の片隅に光を当てよう と訳していますが
案外、ほかの方とは違っているようです。
動詞としての light なのですが、難しいかなぁ?
MAKE BRIGHT 明るくする or START FLAMES 火がつく・火をつける という意味です。
Light my fire ハートに灯をつけて なんて名曲もありましたね。

May be beautiful の may は、願望を意味しています。
ちょっと時代がかった訳だと beautifulであれかし ネ^^
これも、みなさんの翻訳と違うみたい・・・。

映画の中の印象的なシーンのセリフを翻訳つきで。

Hubbell Gardner: A political spat? … People are more important
than any god-damned witch hunt. You and me. Not causes, not principles.
政治的いざこざ?人間がずっと大切なんだ。罰当たりの魔女狩りなんかより。
君とわたしのことだ。運動じゃない。主義じゃないんだ。
KATIE: Hubbell, people are their principles.
ハベル、人間とはその主義のことよ。

Katie Morosky Gardner: I don’t have the right style for you do I?
わたし、あなたに合ったスタイルじゃないのね
Hubbell Gardner: No you don’t have the right style.
違うね。ピタリのスタイルじゃない
Katie Morosky Gardner: I’ll change.
わたし、変わるわ。
Hubbell Gardner: No, don’t change. You’re your own girl, you have your own style.
いや、変わらない。君は君自身のための女性なんだ。君には自分なりの
スタイルがあるんだ。
Katie Morosky Gardner: But then I won’t have you. Why can’t I have you?
でも、そしたら、わたしあなたといられない。
どうしてあなたといられないの?
Hubbell Gardner: Because you push too hard, every damn minute.
There’s no time to ever relax and enjoy living.
Every things too serious to be so serious.
なぜって、君はやりすぎるんだ。くそったれの1分ごとに。これまで
リラックスしたり、生活を楽しんだりする時間なんかなかった。すべてが
生真面目すぎるんだ、あまりに生真面目でいようって。
Katie Morosky Gardner: If I push too hard it’s because I want things to be better,
I want us to be better, I want you to be better.
Sure I make waves you have I mean you have to.
And I’ll keep making them till your everything you should be and will be.
You’ll never find anyone as good for you as I am,
to believe in you as much as I do or to love you as much.
わたしがやりすぎるとしたら、物事をより良くしたいからよ。確かに、
わたし、波みたいにいろいろ繰り出すわ。あなただって、つまり、あなた
だってそうすべき。で、繰り出し続けてる。あなたの全部がそうなるべきで
そうなるまで、ずっと。あなた、わたしみたいに、あなたふさわしい誰も
見つけられっこない。あなたを信じる限り、わたしが尽くすくらい、こんな
にあなたを愛しているような、そんな人は誰も。
Hubbell Gardner: I know that.
わかってる、それは。
Katie Morosky Gardner: Well then why?
じゃあ、それなのになぜ?
Hubbell Gardner: Do you think if I come back its going to be okay by magic?
What’s going to change? What’s going to be different?
We’ll both be wrong, we’ll both lose.
ぼくが戻ってくるとしたら、それがOKってことになると思うのかい?
魔法にでもかかって。何が(以前と)違うだろう?
二人とも間違えることになる。二人とも負けるんだ。
Katie Morosky Gardner: Couldn’t we both win?
二人とも勝てない?
(この映画は、勝者なき恋愛の映画です。冒頭で申し上げたとおり)

最後のケイティのセリフなんか、口達者加減がよく出ていますね。
政治について言いあった時は
Hubbell Gardner: I don’t see how you can do it.
わたしにはわからないね。君がどうやってやれるのか。
Katie Morosky Gardner: And I don’t see how you can’t
で、わたしにはわからない。あなたがどんな風だからやれないのか。
(ネ、ホント、ケイティったら、スパイスが効いた達者な口喧嘩ぶりで・・・)

Katie Morosky Gardner: Your girl is lovely, Hubbell.
Why don’t you bring her for a drink when you come?
あなたの娘は素敵よ、愛らしくて、ハベル。
うちに来て、彼女を飲みに連れてくとかしたら?
Hubbell Gardner: I can’t come, Katie. I can’t…
行けないよ、ケイティ、行けない・・・
Katie Morosky Gardner: I know…
わかってる・・・

I can’t と I know。
個人的に最も心に染みるシーンです。
ここに万感が込められているよなぁ。

だが、それでも、わたしたちは・・・。
愛し合ったということ。年齢を重ねたということ。
若かったということ。
愛おしいことのすべて・・・。

ラストシーンの映像。

名画ですね。
男は男の物語と思い、女は女の物語だと思う傾向があるようです。
Robert Redford ロバート・レドフォード と 
Barbra Streisand バーブラ・ストレイサンド が
アメリカ的な2つの生き方を体現したという印象です。
セリフの中にもありましたが、ケイティの方が傷つき方が上手なんですね。
ハベルは一見、落ち着いているようで、心の底では別れの痛みが
いまもうずいているような印象です。

妥協というか社会の中で生きるのだから忖度だってあるだろうと許容範囲が広い男に対して、
女は正しいことはゼッタイ正しいと譲らない(譲れない)主義主張のはっきりした政治人間。
互いに自分らしさを全うしすぎたから別れは必然だったのだけれど、
最後の Plaza Hotel 前のシーンでは
ケイティがまずハベルの許へ、道路を走るタクシーを止めたりしながら駆け寄ります。
ハベルは虚飾の街ハリウッドで知りあった現在の妻を紹介します。

最後の最後に、今度はハベルがわざわざ道路を渡って You never give up, do you?
君、絶対、諦めたりしないんだな。 なんてケイティに声をかけています。
君はそうやって生きてきたし、これからもそうなんだね。
そうか、がんばって・・・。
それはケイティへのリスペクトでもあるけど、やはり別れるしかない二人
だったと確認もできてしまうわけで。

ケイティはつい手を伸ばしてハベルの髪を直してしまいます。
ケイティも女なんですね。愛おしさがちょっとした隙に出てしまう。
そして、今も、やっぱり支配的で^^:
See you, Katie.  See you, Hubbell. と再会のためのあいさつを
口にしながら別れたけれど、二人にはわかっています。
二人が会うことはもうありません。

The Way We Were を直訳すれば
わたしたちがあった在り方 でしょうか。
なんといっても be動詞 ですから、その雰囲気を訳出
したいのですが、それだと日本語としては固すぎるわけで・・・。

バーブの歌です。

雑学です。
この歌詞を書いたのは Alan Bergmanと妻の Marilyn。
「風のささやき」を書いた夫婦コンビです。
冒頭の Mem’ries は最初、 Daydreams だったそうです。
突然、バーブラ・ストライサンドに Memories に変えるという
アイデアが浮かび、そこから、2音節にするために Mem’ries に
落ち着きました。
作曲は MARVIN HAMLISCH。
2012年、マーヴィンが亡くなったとき
バーブラ・ストライサンドはこの歌を歌って悼みました。

テレビの人気シリーズドラマであり、映画になった Sex and the City
で、レストランでの会話として、世の中には2種類の女がいる。
the simple girls and the complicated “Katie” girls
シンプル・ガールと複雑なケイティ・ガールだ などと言いあい
キャリーは、自分を ”Katie” girl だと結論づけています。
なかなか主張がありますもんね^^:

ストーリーは脚本家、Arthur Laurents が 
名門 Cornell University(コーネル大学)
での政治活動の経験を基に書きました。

バーブラ・ストライサンドの翻訳は
恋する女 についで2曲目です。
こちらも全米ナンバーワンです。

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    舎人独言には
    ★エロスに変容するバラの寓意
    ★ノートルダム大聖堂の聖なる秘数
    ★オパキャマラドの風景
    ★映画「華麗なる賭け」チェスシーンのセクシーの秘密
    ★名盤「クリムゾン・キングの宮殿」の実在のモデル発見
    ★映画「男と女」サンバ・サラヴァの謎

    といった解読シリーズがあります。

2013年、ロンドンでのライヴ。
大分、嫌味が抜けてきています。

歌も世に連れということなのでしょう。
かつて盛んに歌われたのに、今は
ほとんど耳にすることがない楽曲って
ありますね。
そんなところで世代の違いを実感するわけで。

この歌は今でこそ、かつてのように採り上げられませんが
忘れ去るにはもったいない佳曲ではないでしょうか?
往事渺茫(おうじびょうぼう)。寂寥。
だれにでも思い当たることがあるはずです。
ただ年がいってから思い当たるか、若いときに既に思い当たるかの違いだけ。

日本ですと、こんな詠嘆もあります。

昨日といひ今日と暮らしてあすか川 
         流れてはやき月日なりけり      
            古今和歌集 春道列樹(はるみちのつらき)

昨日さぁとか、今日はねとか言いつつ、
毎日の些事にかまけ、日常に埋もれて明け暮れするうちに、また明日になる。
人を取り残して、月日はなんと早く過ぎさるものか。

アメリカを代表するヴォーカリスト、Vikki Carr ヴィッキー・カー が
スペイン語で歌っています。 Sin saber por qué?
タイトルの意味は、なぜかを知ることなく、です。

Shirley Bassey  も、いかにも歌いそうだし、実際、歌っています。
音質は難がありますが、何を歌いたいかは伝わってきます。

大御所クルーナー、ビング・クロスビーもお似合いです。
ビング・クロスビーと言えば ホワイト・クリスマス で勇名ですが。

 

うまいですね、Doris Day ドリス・デイ です。
しかも優美です。
ケ・セラ・セラ(なるようになるわ) どころではありません。
過去に誠実に向き合っています。

 
Perry Como ペリー・コモ は、どこか甘さが漂うような・・・。

Andy Williams アンディ・ウィリアムス も、彼らしい^^

 

バラードだって聴かせます^^
やはり昔を思いだして歌われる Try to remember をうまくくみあわせています。
(Try to remember は別のページで翻訳をアップしています)
Gladys Knight  グラディス・ナイト

最後は映画の動画で。Movie Version

2023年1月24日発売のロバート・ホフラーの新著『The Way They Were』によると、
1970年代初頭、ロバート・レッドフォードはバーブラ・ストライサンドを評価しておらず、
シドニー・ポラック監督の『追憶』(1973年)出演を渋ったそうだ。
ロバート・レッドフォードとの出演交渉の大きな障害となったのが、主演女優に決まっていた
バーブラ・ストライザンドの存在だった。それまでミュージカルや「ライトな」作品に出演
していたため、「本格的な女優」ではないと俳優は考え、共演を嫌がったのだ。
もっともロバート・レッドフォードがどう思っていたとしても、バーブラ・ストライサンドは
この作品でアカデミー主演女優賞を得ることになるのだが。

監督のシドニー・ポラックは、ロバート・レッドフォードが出演を承諾するまで8ヵ月以上、
粘り強く交渉した。俳優の方は頑なに、バーブラ・ストライサンドに映画の中で歌わせない
条件を持ち出した。一方、バーブラ・ストライサンドはロバート・レッドフォードに
「すぐに好感を持った」ことをシドニー・ポラックは当時語っている。「撮影が始まる前から、
彼女は彼に夢中だった」そうだ。だからバーブラ・ストライサンドは、初ベッドシーンを
楽しみにしていた。本の中で共演者のひとりが指摘しているところによれば、彼女は
「出演作の多くでメインキャストと寝ていた」そうだ。

ベッドシーンでのそれぞれの思惑
件のシーンは、泥酔したハベル(ロバート・レッドフォード)が眠るベッドにケイティ
(バーブラ・ストライサンド)がもぐりこむ。彼女が彼を揺り起こすとふたりは愛しあう、
という展開になっていた。ふたりはそれぞれの思惑をめぐらせてベッドシーンに臨んだ。

ロバート・ホフラーの新著によれば、彼の方は「身を守る」ために備えた。具体的には、
通常よりも分厚くてサポート力のある「スポーツブリーフ2枚重ね履きしていた」そうだ。
余談だが、何を着て寝るかたずねられたロバート・レッドフォードが「アラミス」の香り
と答えたのは有名な話だ。対照的に、彼女はシンプルなビキニショーツだけだった。

2回目のベッドシーンではふたりがブドウを食べさせあい、盛りあがってきたところで
ハベルがケイティに「今度はもっと上手にやる」と言うことになっていた。
だがロバート・レッドフォードは、プレイボーイの評判を保ちたかったのか、
このセリフをきっぱりと拒否した。ロバート・ホフラーは、俳優の心境を
こんなふうに想像している。「レッドフォードが下手だったことなんかない。
だったらハベルだってそんなことはありえない」

作品の成功を受けて、プロデューサーらは続編を作りたがったものの、ロバート・レッドフォード
が拒否して実現しなかった。ロバート・レッドフォードは「わたしはやりたくなかったが、
バーブラはやりたかったようだ」とそっけない発言をのちにしている。
しかしながら……2010年、オプラ・ウィンフリーの番組で思いがけず
ロバート・レッドフォードからバーブラ・ストライザンドの「エネルギーと精神」が好きだ
と称賛の言葉が飛びだした。長い年月を経て彼女はようやく彼に認めてもらえたようだ。

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