ドンデ・ヴォイ 和訳 密入国の歌

世界の永遠の名曲に日本語訳をつけて応援しています。
魔法? 失われた古代の不思議が復活です! 笑顔がはじけていますネ。
2つ目のマグカップの動画です。(弊社PR)

Tish Hinojosa ティッシュ・イノホーザが歌う Donde voy の全訳です。
スペイン語ではヴォではありません。ドンデ・ボイでいいんですが♪

夜明けは わたしが走るのを見るでしょう
色づき始めた空の下を
太陽よ どうかさらさないで わたしの名前を
移民局の力の前に

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胸に感じる痛みは 愛で傷つくわたしの魂
わたしは思っている あなたのこと
そして わたしを待つあなたの両腕 あなたのキス  
あなたの情熱

どこへ行くのだろう わたしはどこへ行くのだろう 
希望がわたしの行き着く先  
独りです わたしは 独りなの わたしは 
行こう 追われる者の山へ向かって わたしは

何日も 何週間も 何ヶ月もが
わたしの遠くで過ぎ去る
あなたが今すぐにも お金を受け取るのなら 
わたし あなたがそばにいてほしいと思う  

仕事で、わたしの時間はいっぱい
あなたの微笑みが忘れられない
あなたの愛がないまま生きる
それは人生ではないということ
追われる者の人生も同じこと

どこへ行くのだろう わたしはどこへ行くのだろう
希望がわたしの行き着く先
独りです わたしは 独りなの わたしは 
行こう 追われる者の山へ向かって わたしは

「気」を発振する不思議な翡翠マグ と I love youの日(8月31日) の
青雲舎(株)が日本語への置き換えに挑戦しています。
それは歌の世界を可能な限り正確に理解するための試みです。
無断転載はご容赦ください。リンクはフリーです。

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    舎人独言には
    ★エロスに変容するバラの寓意
    ★ノートルダム大聖堂の聖なる秘数
    ★オパキャマラドの風景
    ★映画「華麗なる賭け」チェスシーンのセクシーの秘密
    ★名盤「クリムゾン・キングの宮殿」の実在のモデル発見
    ★映画「男と女」サンバ・サラヴァの謎

    といった解読シリーズがあります。

この歌は随分前、大原麗子が主演した2時間ドラマの
挿入歌・エンディング・テーマとして知りました。
最後に歌手名が出たのですが
よくわからず、レコード会社に電話をかけて
ティッシュ・イノホーサ と教えてもらいました。

ドラマでは、画廊の企画責任者役の大原麗子さんが
ジャズピアニストの山下洋輔さんと絵画とのコラボを企画していました。
展示されたいくつかの絵画をピアニストが眺め
感じるところをインプロヴィゼーションで表現してもらおう
というシーンとなっていました。
またサックス奏者の朝本千可さんを登場させ
「朝本さんもがんばってる。わたしも負けていられない」
などとセリフがあったことが記憶に残ります。
ドラマがどうなったか、全然、覚えてはいませんけどね。

でも、この歌の素晴らしさは舎人が言うばかりでなく
いろいろな人が歌っていることからも明らかではないかしらん?
今回の歌は、危険を冒して密入国を計画する事情を背景に
別離に苦しむ女性の心情を歌ったもののようです。

ティッシュ・イノホーサは Tex-Mex に属す歌手でしょう。
アメリカ側のテキサスとメキシコという、国境をまたいで
両方の影響を受ける地域であり、文化圏です。
レコード発売された会社は A & M  ですが、つまり
ティファナ・ブラスのハーブ・アルパートの会社ですから
テックス・メックスつながりで実現したのでしょうね。

当時、テックス・メックスで日本で音源が発売されていたのは
フレディ・フェンダーがいました。ちゃんと買いましたよ。
英語とスペイン語がちゃんぽんですし、
フレディーの個性もあるのでしょうけど、どこか胡散臭い感じです。
こうやって、じわじわとアメリカへ浸透していくメキシコ文化ですネ。
(いや、歴史的に言えば、怪傑ゾロの時代とかまで遡るまでもなく
テキサスにおける Tejano テハーノ の復権と言うべきかもしれませんが)

貨幣価値の違いや仕事のせいもあって、中米全域からメキシコを通って
豊かなアメリカ側へ密出国の流れが止まりません。
もちろんメキシコ人たちもです。
毎年100万人を越えるという数字を見たこともありますが、2015年は
19万人という数字も聞きます。(100万って、ちょっと多すぎ!信じがたい)
1994年に発効したNAFTA(北米自由貿易協定)によって
アメリカのトウモロコシなど安価な穀物がメキシコに輸入され
メキシコの農業は壊滅的状況となります。
その結果として、元農民である失業者たちが目指すのは都会、最終的には
豊かな国、仕事があるアメリカです。
産業構造の変化の犠牲者、多国籍企業の犠牲者とも言えるかも知れない。

しかしトランプ大統領の不満にも一理があって、消費税に当たる税制が
アメリカにはなくて、メキシコには存在する結果、アメリカからメキシコへ
輸出すると15%の消費税がかかってしまいます。反対は0%ですから
一方的障壁と言っていい。確かにムカつく事態ではあります。

メキシコからの密入国者をかつてはウエットバックと言いました。
これは国境にリオ・グランデ(リオは河、グランデは大きな、という意味)
を泳いで渡ってくるからで、当然、
背中(バック)は濡れて(ウェット)いますよね。
ですが、監視が強化されたようで最近は徒歩による越境が目立つようです。

トランプ新大統領が国境の壁をつくると大号令を下しました。
約3000キロの国境のうち壁があるのは3分の1程度です。
アメリカ国内に滞在する不法移民は1200万人と言われ、強制送還に該当するのも
相当な数が挙げられていますが。
米議会の上下院で異なる内容の不法移民関連法案を採決するなど
立法府でもまとまった対策が打ててこなかった経緯があります。

オバマ大統領が民主党への支持者拡大を狙った?
ヒスパニックらへの労働ヴィザ発給法案の結果はどうだったのか?
総人口に占めるヒスパニック(スペイン語を母語とする人たち)は
現在、15%を超えてアメリカ社会の最大のマジョリティになっています。

2016年暮れ、テレビ東京系報道番組「未来世紀ジャパン」が採りあげました。
国境にはコヨーテと呼ばれる密入国請負人がいて、徒歩で山越え35万円
水上バイクみたいな乗り物で西海岸を北上し、最後は泳いで渡るコースは
115万円、車で入獄175万円、コヨーテが同行しての越境230万円。
コヨーテは国境に見張り小屋をつくって国境警備隊の交代を見計らって
決行しますが、警備隊もマフィアとつながっているコヨーテには
ほぼフリーパスになっているそうです。
下手をすると自分が殺されちゃいますから手が出ません。

アリゾナ州で国境沿いに広大な地所を持つ牧場主は、不法入国してきた
麻薬の運び屋のバッグに大量の麻薬を発見した仲間が警備隊に連絡したところ
翌日に殺されてしまった・・・と証言します。
ドン・ウィンズロウの大作「犬の力」「ザ・カルテル」では、どれほどの麻薬が
メキシコへ流れ込むか、その利権を巡って血みどろなんて言葉では足りないほど
の惨劇が繰り返されていました。分厚い文庫本で4冊となりますが、とても
面白いので、国境の事情に興味がある方は是非^^
禁酒時代、シナトラがメキシコ側の街に姿を見せていたなんてエピソードも
挿入されて両国の交流の日常性がうかがえます。
でも、「戦争地帯を除くと世界で最も危険な都市」と言われるフアレス
から川向うのアメリカ(エル・パソ)へ向かうことは、今でもとても
緊張を強いられると言います。(上記の小説の中ですが、フアレスを巡る
縄張り争いはなんとも凄まじいものでした。やっぱり古代に渡ったアジアの
血のせいか、死がとても身近なメキシコです。ドクロとかミイラとか一般の
家庭でよく見かけますし、死者の日なんて特別なお祭り騒ぎもあります。
とにかくに贈収賄は当たり前。しかも贈られる側は、収賄するか、しないか
ではなくて、収賄するか、死か?という選択を迫られます)

英語くらいしゃべれないと、アメリカに来ても
迷惑だ・・・というのがかつてのアメリカ社会でしたが
安い賃金ということもあって、ベビーシッターとか
裏では一般家庭でも受け入れていました。
いまはもう、しゃべれなくても当然のようになっています。

現在、軍隊だけでなく、民間人が武装して「ボランティア」で国境を
守備しています。ミリシアと呼ばれます。戦闘服に自動小銃を持ち
夜陰に潜んで不法入国者に目を光らせます・・・。
それでも、武装市民グールプの隙を狙って無事に入国し
明け方、市民グループはたくさんの靴後を見つける・・・。
どちらが正しいと、安易にはいえませんね。
放擲にはアメリカに分があります。
メキシコなど中米諸国がもっと豊かになってくれないと・・・。

カリフォルニアを中心とするウェストコーストのイメージが強い
Linda Ronstadt リンダ・ロンシュタットも採り挙げています。
テックス・メックスといった地域性は関係ないでしょう。
歌の真情が、歌いたいと思わせたのだと信じます。

アメリカから父母の祖国・韓国に渡って歌手として花開いた
Ailee エイリー のパフォーマンス。
以前、イ・スヨンが歌った動画があったのですが
いまはなくなっていますね。韓国の人も大好きなメロディでしょう。

台湾の女性歌手 齊豫 Chyi Yu

Chyi Yu さんの素晴らしいバラード。
whispering steppes